
生殖補助医療の普及などが原因で、双子の出生数がピークを迎えているそうです。英国の研究チームが世界165カ国の双子の出生率を「1980~85年」と「2010~15年」で比較。北米では双子の出生率が71%上昇したそうです。双子は出生時にさまざまなリスクを抱えるため、安全な単体妊娠が重視されてきていいるとのこと。BBCの記事です。

緑茶や紅茶のカテキンが血圧を下げる仕組みが判明したようです。米国などの研究チームがカテキンの一種である「エピカテキンガレート」と「エピガロカテキン-3-ガレート」に着目。この2つがKCNQ5と呼ばれる血管壁のイオンチャネルを活性化することで、血管の拡張につながることが分かったそうです。Medical Xpressの記事です。

新型コロナウイルスの流行による保健医療や社会福祉サービスの混乱で、南アジアの多くの子どもたちが犠牲になったようです。インドなどを含む南アジア6カ国で、適切な栄養補給や予防接種が滞ったことで5歳未満の子ども計228,000人が死亡したと推定されるそうです。国際連合の報告書がBBCに紹介されています。

人工知能(AI)を使って、外科医の手術スキルを評価できるようになるかもしれません。スイスの研究チームが、AIを使って手術器具の動きを分析し、外科医の手術スキルを評価する方法を開発。この方法で、手術スキルが上級または中級レベルの外科医を87%の精度で特定することができたそうです。EurekAlert!の記事です。

白血病や悪性リンパ腫、小児腫瘍などに使われる抗がん剤「ビンクリスチン」の副作用を軽減できるかもしれません。豪州のクイーンズランド大学が、抗炎症薬「アナキンラ」がビンクリスチンによる神経症状を和らげることを発見。化学療法の有効性は低下しなかったそうです。まもなく臨床試験が行われる予定とのこと。EurekAlert!の記事です。

ケタミンを使った心理療法を行うクリニックが英国で初めて開業したそうです。このクリニックは、治療抵抗性精神疾患患者に対して対話療法を行いながら低用量のケタミンを投与する一連の治療を6,000ポンドで提供。「費用が高すぎる」「有効性をもっと確認するべき」と指摘する専門家もいるそうです。BBCの記事です。

磁気共鳴画像装置(MRI)検査で胎児の様々な異常を発見できるようです。英国のキングス・カレッジ・ロンドンが学際的な大規模研究を主導。MRIを使って、胎児の▽頭部▽頸部▽胸部▽腹部▽脊椎――の奇形を細部まで特定できることが分かったそうです。MRIは胎児や母体にとって安全性が高いとのこと。Medical Xpressの記事です。

家庭での様子を映したビデオを使って両親に子どもへの接し方のフィードバックを行うと、幼児の問題行動が減少するそうです。英国の研究チームが、問題行動の初期兆候を示す1~2歳の子どもがいる家庭300組を調査。専門家のビデオフィードバックを受けた家庭の子どもは問題行動が減少したそうです。Medical Xpressの記事です。

心の知能指数(EQ)が高い人はフェイクニュースの影響を受けにくいようです。英国の研究チームが被験者にソーシャルメディア上のさまざまなニュースを見せて、情報の信頼性を評価してもらったそうです。ニュースの真偽を正確に評価できた人は、EQテストでハイスコアを獲得する傾向にあったとのこと。ScienceDailyの記事です。

2020年は米国で急性弛緩性脊髄炎(AFM)の症例数が減少したそうです。AFMの流行は2年に1度、偶数年に起こるとされており、2018年の症例数は238例でした。しかし2020年は31例に減少。新型コロナウイルス感染対策の結果、AFM流行も抑えられた可能性があるそうです。米国の研究チームの成果がScienceAlertに紹介されています。

幼少期の逆境体験(ACE)が大人になってからのストレスや健康問題に関連しているそうです。米国の研究チームが同国の成人3,225人に聞き取り調査を実施。ACEがあると、ストレスや健康問題、ネガティブな精神状態に関する報告数が多かったそうです。ACEを癒すための効果的な介入方法の特定が重要とのこと。Psychology Todayの記事です。

歩くのが遅い人は新型コロナウイルス感染症で死亡するリスクが高いようです。英国の研究チームが同国の中年層412,596人を調査。歩くペースが遅いと自己申告した標準体重の人は、ペースが速いと申告した標準体重の人に比べてコロナの「重症化リスクが2.5倍」「死亡リスクが3.75倍」高かったそうです。Medical Xpressの記事です。

「基底膜」ががんの転移を防ぐカギになるようです。米国の研究チームが、乳がん細胞の基底膜が食品用ラップのように丈夫で、風船のように伸縮することを発見。さらに、この膜は膨張するにつれて丈夫さが増すことが分かったそうです。これを利用して、がんの転移を抑制できる可能性があるとのこと。EurekAlert!の記事です。

歩行速度が遅いがんサバイバーは死亡リスクが高いかもしれません。米国の研究チームが50~71歳の中高年233,000人を調査。がんと診断されたことがある人のなかで、歩くペースが「非常に遅い」と自己申告した人は、「非常に速い」と申告した人に比べて全死因死亡リスクが2倍高かったそうです。ScienceDailyの記事です。

腹部に癒着が起こる際にマクロファージが重要な役割を果たすようです。スイスとカナダの研究チームが、最先端の顕微鏡技術を使って体内のマクロファージの動きを映像化することに成功。腹腔内の大きな傷に対してマクロファージが制御不能になり、過剰な凝固作用が起こることが分かったそうです。ScienceDailyの記事です。

ごま油の製造で出る廃棄物に多く含まれる「セサミノール」にパーキンソン病を予防する効果があるかもしれません。大阪市立大学が同疾患モデルマウスにセサミノールを含むエサを36日間与えたところ、ドーパミンレベルが上昇し、運動能力や消化管運動機能が有意に改善したそうです。EurekAlert!に紹介されています。

COVID-19に関連する4つの皮膚症状についてまとめられています。赤い腫れがつま先や足裏に現れる「凍瘡様紅斑」は若い無症状者・軽症者に、「斑状丘疹状皮疹」は重症者や中高年に多くみられるそうです。「じんましん」は他症状と併発することが多く、「水疱性病変」は4つの中で最もまれな症状とのこと。ScienceAlertの記事です。

大麻成分テトラヒドロカンナビノール(THC)は母乳中に最大6週間残存するようです。米国の研究チームが、出産直前の尿検査でTHC陽性だった大麻使用歴のある母親25人を産後6週間調査。このうち7人は調査期間中大麻の使用を控えたにもかかわらず、調査最終日に母乳からTHCが検出されたそうです。Medical Xpressの記事です。

米国のEmpatica社が開発したバイオセンサー付きリストバンドで、小児のてんかん発作を予測できるかもしれません。米国の研究チームが小児てんかん患者69人にこのリストバンドをつけてもらい、集まったデータを分析。患者の43%において、リストバンドで発作の予測ができる可能性が確認されたそうです。Medical Xpressの記事です。

新型コロナウイルス感染症の予防や治療のために駆虫薬「イベルメクチン」を服用しないよう米食品医薬品局(FDA)が警鐘を鳴らしています。この薬は新型コロナ向けとしては未承認です。また、馬用イベルメクチンを自己判断で服用して入院などが必要になるケースが多発しているそうです。FDAのウェブサイトに掲載されています。

妊婦が新型コロナに感染した場合、症状があった人が負うリスクは、無症状患者に比べて、早産が2倍、帝王切開が1.5倍だといいます。カナダのモントリオール大学が、全世界計44万人分の妊婦に関する研究を分析。さらに重症患者は早産と高血圧のリスクが4倍高かったそう。血管に、収縮と炎症が起こりやすくなるためとみています。News Medicalの記事です。

搭乗前に検査をしたにもかかわらず、飛行機内で新型コロナウイルス感染が起きたそうです。ドバイ発ニュージーランド行きの便に搭乗した乗客7人が、到着後の隔離期間中に新型コロナ陽性と判明。国際共同研究チームが行った検体の全ゲノム解析によると、機内で感染したと推定される人が4人いたそうです。News-Medical の記事です。

ビタミンB6がCOVID-19の重症度を低減するという仮説が発表されたようです。ビタミンB6が炎症を抑制することで心血管疾患や糖尿病を防ぐという証拠が増えていることを広島大学が指摘。COVID-19のサイトカインストームを抑制する可能性もあるため、臨床試験の実施が期待されるそうです。Medical Xpressに紹介されています。

幼少期の住居地周辺環境が注意欠陥・多動性障害(ADHD)リスクに関連しているようです。デンマークの研究チームが1992~2007年に生まれた子ども80万人のデータを分析。5歳まで緑が少ない環境で暮らした子どもは、緑が多い環境で暮らした子どもに比べてADHDと診断されるリスクが高かったそうです。News-Medicalの記事です。

機械学習とゲノミクスを組み合わせると、アルツハイマー病(AD)治療に転用可能な既存薬を予測できるそうです。ADの各進行ステージで発現するmRNAや薬剤関連遺伝子リストのデータを使って、ADと遺伝子の関連を評価。既存薬転用の可能性を数値化できるそうです。米国の研究チームの成果が、Psychology Todayに紹介されています。

片頭痛を軽減するために大麻を使用すると、鎮痛薬に頼りすぎることで起こる薬物乱用頭痛(リバウンド頭痛)のリスクが高くなるそうです。米国の研究チームが片頭痛患者368人を1年にわたり調査。大麻を使っている人は、そうでない人に比べて薬物乱用頭痛を発症するリスクが6倍高かったそうです。EurekAlert!の記事です。

米国の製薬大手メルクが開発するCOVID-19経口治療薬「モルヌピラビル(Molnupiravir)」が、治験で有望な結果を残したようです。同社は入院していないCOVID-19有症状者202人を対象に第2a相臨床試験を実施。この薬による治療を開始してから5日後には、患者のウイルス量が有意に減少したそうです。Medical Xpressの記事です。

米国の女性は尿路感染症(UTI)になった際に不適切な投薬を受けることが多いそうです。同国の研究チームが合併症を伴わないUTIの女性670,450人を調査。およそ半数が不適切な抗生物質を処方されていたそうです。また、3/4以上の人の投薬期間が長すぎたそうで、これは都市より地方で顕著だったとのこと。ScienceAlertの記事です。

乳児の子育てに積極的に関与する父親は、心の健康度が高くなるかもしれません。米国の研究チームが、同国5地域で人種的マイノリティに属する低所得層の父親計881人を調査。乳児期の育児に積極的に関与した父親は、子どもが生まれた1年後にうつ症状を報告するリスクが低かったそうです。ScienceAlertに紹介されています。

まれな皮膚症状であるリベド血管炎の患者が食生活を変えたところ、病状が改善したようです。この疾患のあるニュージーランド人女性が、食事を植物性未精製食品の摂取を推奨するホールフードプラントベース食(WFPB)に切り替えたそうです。約1カ月で病状が改善し、1年後には完全寛解したとのこと。ScienceAlertの記事です。

亜鉛が糖尿病治療の鍵になるかもしれません。2型糖尿病患者は心血管疾患リスクが3倍高いといわれています。英国の研究チームが、2型糖尿病患者は脂肪酸レベルの上昇が原因で血中の亜鉛循環に異常が生じることを発見。脂肪酸が亜鉛の正常な輸送を阻害し、血栓ができやすくなるそうです。Medical Xpressの記事です。

2型糖尿病の初期のインスリン療法は、要否判断を間違うと命にかかわります。新潟大などが適切な判断を下すAIを開発したそうです。専門医が要否判断を行った4860人分のデータを使用。一部のデータについて、学習後のAIと非専門医に判断させたところ、AIの86%、非専門医の43%が専門医と同じ答えを出したそうです。JMIR Medical Informaticsに発表しました。

英国民保健サービス(NHS)の試験の一環として、ロンドンの女性31,000人が自宅でできる子宮頸がん検査キットを試用するそうです。綿棒を使って自宅で採取した検体を郵送することで、子宮頸がんの初期兆候の検査が可能。このキットにより、子宮頸がん検査を受ける女性が増加することが期待されるそうです。BBCの記事です。

ダニ媒介性脳炎(TBE)は長期的に記憶力や運動能力に影響を及ぼすようです。スウェーデンの研究チームがTBEを発症してから5.5年(中央値)経過した患者92人にインタビュー調査を実施。記憶力や集中力、運動能力などに問題を抱える人が多かったそうです。元TBE患者は疲労感に苦しむ傾向もあるとのこと。ScienceDailyの記事です。

質問に答えるまでの「間」は実際の言葉以上の意味をもつかもしれません。フランスの研究チームが14の実験で7,500人を調査。参加者は他の人が質問に答えているところを聞き、その回答から感じる誠実さを評価しました。質問に答えるまでにたった2秒の間があくだけで、不誠実と評価されたそうです。ScienceAlertの記事です。

米国のMiMedx社が糖尿病性足潰瘍を治療するための胎盤由来同種移植片EpiFixを開発したそうです。EpiFixは出産時に寄付されたヒトの胎盤組織から作られます。組織を洗浄後、乾燥させるため室温で5年間保管が可能。複数の研究で、EpiFixが創傷部分を保護し、治癒を促進させることが確認されているそうです。Medgadgetの記事です。

ダウン症候群の人はCOVID-19による死亡リスクが高いそうです。国際共同研究チームがダウン症のあるCOVID-19患者1,000人以上を調査。ダウン症のある成人は、一般集団に比べてCOVID-19で死亡するリスクが3倍高かったそうです。ダウン症の人に対するワクチンの優先接種の必要性が示唆されています。News-Medicalの記事です。

乳児血管腫治療に使われるβ遮断薬「プロプラノロール」が海綿状血管腫(CCM)にも有効かもしれません。スウェーデンとイタリアの研究チームが、脳にCCMのあるマウスに飲み水に混ぜてこの薬を投与。CCMが縮小し、血管の機能も改善したそうです。現在イタリアで臨床研究が進行中とのこと。Medical Xpressの記事です。

花粉の飛散量が多いと、新型コロナの感染率が増加するかもしれません。ミュンヘン工科大学などが、5大陸31カ国の花粉データを分析。花粉が1㎥あたり100個増えるごとに、感染率は平均4%高くなったそう。花粉濃度が高いと、気道の免疫反応を高めるタンパク質の生成量が減少してしまうのが原因とのこと。News Medicalの記事です。

夢を見ている人とコミュニケーションがとれるかもしれません。米国の研究チームが、レム睡眠中の被験者36人にいくつかの簡単な質問をし、目や顔の筋肉を動かして答えてもらうセッションを57回実施。夢であると自覚しながら見る「明晰夢」が確認されたセッションの47%で、最低1回は正しい答えが返ってきたそうです。ScienceAlertの記事です。

英国の研究チームが、気管支を模倣した装置を使って喘鳴が起こるメカニズムを解明したそうです。強い力がかかることでつぶれた状態になった細気管支に、振動が起きるほどの勢いで空気が送り込まれることで喘鳴が起こると判明。この調査結果を活用して、喘鳴の発症予測も可能になるようです。Medical Xpressの記事です。

夜型の人は、朝型の人より労働生産性が低いかもしれません。研究者らが、1966年にフィンランドで生まれた男性2,672人と女性 3,159人が46歳になった時点のデータを分析。夜型の人は、朝型の人に比べて職務遂行能力が低くなる可能性が倍増したそうです。夜型の人は障害年金受給率も高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

心肺持久力が高い未就学児は認知テストでよい成績を収めるそうです。米国の研究チームが4~6歳の子ども59人を調査。心肺持久力が高い子どもは、一般知能や言語表現に関連する学力分野で高いスコアを獲得したそうです。さらに集中力やマルチタスク能力が高く、脳の処理速度も速かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

カカオ豆に含まれるカカオフラバノールが高齢者の記憶力を向上させるかもしれません。米国の研究チームが50~75歳の健康な人211人を4グループに分けて12週間調査。高用量(1日770mg)のカカオフラバノールを摂取した人は、プラセボ群に比べてリストを記憶する課題でよい成績を収めたそうです。Medical Xpressの記事です。

徹夜が脳に及ぼす影響が明らかになったようです。ノルウェーの研究チームが健康な若者21人を調査。参加者が23時間起きていた後の拡散テンソル画像を解析したところ、脳内の白質に有意な変化が確認されたようです。これは、脳内ネットワークの接続がうまくいかないことを意味するそうです。ScienceAlertに紹介されています。

臓器移植を介して新型コロナウイルスに感染した例が初確認されたそうです。米国ミシガン州の女性が、肺移植を受けた2か月後にCOVID-19が原因で死亡。移植時、この女性とドナーは新型コロナウイルス鼻咽頭検査で陰性でした。しかし後にドナー肺のサンプルを調べたところ、陽性が確認されたとのこと。NBC Newsの記事です。

心臓病既往歴がある閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)患者をCPAP療法で治療すると、身体活動が増加するようです。豪州の研究チームが、心血管疾患の既往歴があるOSA患者2,601人を平均3.7年間調査。通常ケアに加えてCPAP療法を受けた人は、対照群に比べて身体活動レベルが20%増加したそうです。News-Medicalの記事です。

狂犬病の暴露後治療に使われる KEDRAB(狂犬病免疫グロブリン)の17歳以下への使用が、安全で有効だと確認されたそうです。米国とイスラエルの研究チームが、狂犬病に暴露した子ども30人に暴露後ワクチンとともにKEDRABを投与。発症者は1人も確認されず、死亡例や深刻な有害事象もみられなかったそうです。EurekAlert!の記事です。

他人の心を読む能力を評価するテストが開発されたようです。英国の研究チームが4,000人分のデータを利用して、他人が考えていることを理解する能力を評価する4つの質問を考案。女性は男性に比べて心を読む能力にたけていることが分かったそうです。自閉症の人は心を読むことが苦手だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

米国の研究チームが悪性脳腫瘍に対する免疫療法の新たな標的分子「CD161」を発見したようです。T細胞上にあるCD161が活性化するとT細胞の反応が弱まります。そこで神経膠腫モデル動物を使ってCD161経路を阻害したところ、T細胞の腫瘍に対する攻撃力が高まり、モデル動物の生存率が改善したそうです。Medical Xpressの記事です。

レビー小体型認知症に重要な役割を果たす遺伝子が特定されたそうです。米国の研究チームが、この疾患の患者2,981人と対照群4,931 人の染色体DNA配列を比較。レビー小体型認知症に関連する5つの遺伝子が判明したそうです。これらの遺伝子はパーキンソン病やアルツハイマー病のリスクにも関連するとのこと。Medical Xpressの記事です。

女性は、男性の前で痛みを過小評価する傾向にあるそうです。豪州の研究チームが、男性と女性の被験者に熱や圧力、電気刺激などから受ける痛みを評価してもらいました。これらの刺激を与える実験者が男性だと、女性被験者は中等度から強度の痛みを受けた際に痛みのレベルを低く報告したそうです。News-Medicalの記事です。

大気汚染が加齢黄斑変性(AMD)リスクの増加に関連しているかもしれません。研究者らが英国で116,000 人分のデータを分析。高レベルの微粒子物質に暴露した人は、AMDと診断されたと報告する割合が高かったそうです。二酸化窒素など他の汚染物質への暴露も網膜の厚さに影響を及ぼすことが分かったようです。ScienceAlertの記事です。

リンゴなどの果物に含まれる植物栄養素がニューロン新生を促進し、脳機能を高める可能性があるそうです。豪州とドイツの研究チームがマウスに高用量のケルセチンまたはジヒドロキシ安息香酸(DHBA)を投与。学習や記憶に関連する脳領域で、幹細胞によるニューロンの産生が増加したそうです。Medical Xpressに紹介されています。

スマートフォンアプリで性格を変えることができるかもしれません。スイスなどの研究チームが1,500人を対象に研究用に開発されたアプリの効果を調査。このアプリを3カ月間毎日使うと、希望通りに性格特性が変化した人が多かったそうです。実験終了から3カ月後も性格の変化が継続していたとのこと。Medical Xpressの記事です。

妊婦の新型コロナウイルス感染率が高いことが分かったようです。米国の研究チームがワシントン州の35病院を調査。2020年3~6月に妊娠中の感染者を240人特定したそうです。妊婦の感染率は同年代の妊婦ではない人に比べて70%高いことが推定されるようです。有色人種における妊婦の感染率の高さも判明したとのこと。EurekAlert!の記事です。

亜鉛やビタミンCのサプリメントでCOVID-19が改善することはないそうです。米国の研究チームがCOVID-19患者214人を「グルコン酸亜鉛50mg」「ビタミンC8,000mg」「両方」「通常ケア」の4群に分けて調査。亜鉛やビタミンCにCOVID-19の症状を改善する効果はみられなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

1日1杯以上カフェイン入りのブラックコーヒーを飲むと心不全リスクが低減するそうです。米国の研究チームが3つの研究から成人計21,000人のデータを分析。コーヒーを飲まない人と比べると、1日のコーヒー摂取量が1杯増えるごとに心不全のリスクが5~12%低くなることなどが明らかになったそうです。CNNの記事です。

糞便移植を行うと、メラノーマ患者に対する免疫療法の有効性が高まるようです。米国の研究チームが、免疫療法の効果がみられたメラノーマ患者から糞便微生物を採取。これを免疫療法が効かなかったメラノーマ患者15人に移植したところ、6人の治療効果が高まり腫瘍が縮小または安定したそうです。ScienceAlertの記事です。

胎内でのカフェインへの暴露が後の脳構造に影響を与えるかもしれません。米国の研究チームが9~10歳の子ども9,000人の脳スキャンを分析。母親が妊娠中にカフェインを摂取した子どもは、白質部分に構造的変化がみられたそうです。この脳の変化が問題行動を引き起こす可能性があるとのこと。News-Medicalの記事です。

睡眠不足が子どもの健全な発達に悪影響を及ぼすそうです。米国の研究チームが 6~17歳の子ども71,811人のデータを分析。6~12歳の睡眠不足の子どもは学ぶ意欲や宿題・課題をやり遂げる意識が低かったそうです。13~17歳の子どもでは、これらに加え課題に直面した際の感情調節が苦手だったとのこと。Psychology Todayの記事です。

体罰や学ぶ機会の喪失が幼児の発達の遅れに影響するようです。米国の研究チームが17カ国で3~6歳の子ども計 29,792 人を調査。体罰は社会情緒的発達遅滞リスクを50%高めるそうです。また、保護者が子どもと一緒に、数を数えていないと47%、本を読んでいないと62%、認知発達が遅れるリスクがそれぞれ高かったとのこと。News-Medicalの記事です。

経頭蓋磁気刺激(TMS)で日常生活に関する記憶の精度が向上するかもしれません。米国の研究チームが健康な若者に日常生活によくある行動を映したビデオを見せたそうです。TMSを受けると、出演者が着ていたシャツの色などビデオに関する細かい情報を正確に答えることができたそうです。Medical Xpressに紹介されています。

米国ニューヨーク大学ランゴーン医療センターが顔面と両手の同時移植手術に世界で初めて成功したそうです。患者は交通事故で全身の80%にやけどを負い、指や唇などを喪失。これまでに同様の手術が2例行われていますが、いずれも失敗に終わっています。今回の患者は運動や料理ができるまで回復しているとのこと。BBCの記事です。

精製された穀物を多く摂取すると、心血管疾患リスクが高くなるようです。研究者らが世界21カ国の計137,130人のデータを分析。精製された穀物の摂取量が1日350g以上の人は、1日50g未満の人に比べて「心血管疾患による死亡リスクが27%」「重篤な心血管イベントリスクが33%」高かったそうです。Medical Xpressの記事です。

米国のカリフォルニア大学サンフランシスコ校がSARS-CoV-2の人工抗体を開発したようです。この人工抗体はナノボディと呼ばれるラクダやラマにみられる抗体から作られました。ナノボディがSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に結合して感染を阻止。ナノボディを乾燥粉末にして、ネブライザーで肺に送る方法を想定しているようです。Medgadgetに紹介されています。

血糖値の極端な変動が2型糖尿病患者の心臓病リスクを高めるそうです。米国の研究チームが2型糖尿病患者29,000人を調査。受診から次の受診までの間に血糖値が大きく変動すると、心臓病を発症するリスクが高かったそうです。原因は不明ですが、重度の低血糖症状が関連している可能性があるとのこと。EurekAlert!の記事です。

心停止からどれくらい経過すると、生き返る可能性がないといえるのでしょうか。臓器提供者(ドナー)の家族にとって、それを知ることは非常に重要です。カナダの研究チームが集中治療室にいた患者480人の心停止後の心拍や脈拍の回復について調査。心停止から5分後に臓器摘出を開始するという基準が適切だそうです。ScienceAlertの記事です。

細胞質内の特定のDNA生産を阻害できる抗HIV薬「核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)」を服用すると、黄斑変性の発症リスクが低減するようです。米国などの研究チームが同国の4つのデータベースから1 億人以上のデータを分析。NRTIを服用していた人は、萎縮型黄斑変性を発症するリスクが40%低かったそうです。Medical Xpressの記事です。

コーヒーが睡眠に及ぼす影響に関する新たな報告書が発表されたそうです。1日3杯のコーヒーを飲むと、睡眠不足による認知機能の低下が改善。カフェインの影響を受けやすい人は、就寝の6時間前までにコーヒーを飲むと睡眠への影響を減らせるとのこと。英国の研究チームの成果がEurekAlert!に紹介されています。

重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者がヒアルロン酸を吸入すると、肺機能が改善するかもしれません。米国とイタリアの研究チームが、呼吸の補助が必要な重症COPD患者に断片化していないフルサイズの吸入ヒアルロン酸を与えたところ、呼吸補助装置の使用期間や入院期間が短くなったそうです。ScienceDailyの記事です。

幼少期の大気汚染への暴露が60年後の認知能力に悪影響を及ぼすかもしれません。英国の研究チームが、11歳のときに知能テストを受けた500人に「70歳」「76歳」「79歳」で同様のテストを実施。子ども時代に大気汚染に暴露すると、70歳時の認知能力に悪影響があることが分かったそうです。ScienceDailyの記事です。

新生児期の抗菌薬への暴露が男子の低体重や低身長に関連しているようです。イスラエルの研究チームが2008~10年にフィンランドで生まれた子ども12,422人を調査。生後14日以内に抗生物質を投与された男子は、そうでない子どもに比べて6歳までの体重が少なく、2~6歳時の身長やBMIが低かったそうです。News-Medicalの記事です。

黒人の子どもは魚介類アレルギーの有病率が高いそうです。米国の研究チームが食物アレルギーを有する子ども664人を調査。黒人の子どもは、非ヒスパニック系白人の子どもに比べて甲殻類や魚のアレルギーをもつ割合が高かったそうです。生活環境が原因と考えられ、米国が抱える社会問題を浮き彫りにしています。EurekAlert!の記事です。

幼児のスマートフォンやタブレットの使用が注意力散漫につながるようです。英国の研究チームが子どもの「1歳」「1歳半」「3歳半」時点での注意力をコンピューター課題で評価。普段スマホなどを頻繁に使う子どもは、そうでない子どもに比べて気を散らすものを無視できない傾向にあったそうです。ScienceDailyの記事です。

人工知能ツールで、統合失調症患者の親族が同疾患を発症するリスクを予測できるそうです。カナダの研究チームがこのツールを使って、統合失調症患者の健康な子どもまたは兄弟57人の脳MRI画像を分析。自己申告によるこの疾患に対する性格特性尺度がハイスコアだった14人を正確に特定できたそうです。EurekAlert!の記事です。

インドのマラリア媒介蚊ステフェンスハマダラカの幼虫がアフリカで大量発生しているようです。アフリカのマラリア媒介蚊の多くは農村部で繁殖しますが、この蚊はエチオピアなどで都市部に定着。現地のマラリア原虫に感染しやすいことも分かったそうです。オランダなどの研究チームの成果がCNNに紹介されています。

若者が頻繁に大麻を使用すると、IQが低下する可能性があるようです。アイルランドの研究チームが、大麻を最低週1回、6カ月以上使用した若者808人と大麻を使用していない若者5,308人のデータを分析。大麻を使用した若者は、そうでない若者に比べてIQが時間とともに約2ポイント低くなったそうです。。News-Medicalの記事です。

午後の昼寝が高齢者の認知機能を向上させるかもしれません。研究者らが中国に住む60歳以上の健康な高齢者2,214人を調査。昼食後に5分~2時間昼寝をする人は、昼寝をしない人に比べて認知能力検査のスコアが有意に高かったそうです。特に、位置認識や言葉の流暢さ、記憶力に差がみられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

緑地の近くに住むと、大気汚染による血管への健康被害を防げるかもしれません。米国の研究チームが成人ボランティアの居住地周辺環境と動脈硬化の関係を分析。高レベルの粒子状物質やオゾンが動脈硬化に関連していることが分かったそうです。一方、植物が多い地域に住んでいる人は血管機能が良好だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

妊娠中の重篤な合併症が女性の長期的な死亡リスクに影響を及ぼすようです。カナダの研究チームが、ケベック州で1989~2016年に出産した女性120万人分のデータを分析。妊娠中に重篤な合併症があった女性は、そうでない女性に比べて産後30年までに死亡するリスクが2倍高かったそうです。EurekAlert!の記事です。

舌の異常が新型コロナウイルス感染の兆候かもしれません。研究者らが、スペインで軽~中等症の肺炎を有するCOVID-19患者666人を調査。4人に1人に舌の腫れや痛み、舌表面のざらざらや斑点などの異常が認められたそうです。この調査では皮膚症状の関連もみられたものの、まだ不明な点が多いとのこと。ScienceAlertの記事です。

新型コロナに感染すると、男女共に子どもができづらくなる可能性があるそうですが、亜鉛を摂取していれば回避できるといいます。コロナにかかると過剰な免疫反応によって酸化や炎症が起こり、精子と卵子が損傷する恐れがあるとのこと。1日当たり最大50mgの亜鉛を取ると、酸化や炎症を防止、軽減できるといいます。News Medicalの記事です。

透析を受けている人が新型コロナに感染すると、死亡リスクがおよそ5倍に高まるといいます。カナダの研究者は5カ月間、透析患者約1万2000人を調査。コロナ非感染の患者の死亡率は5.8%でしたが、感染した187人中53人(28.3%)が死亡しました。透析患者に優先してワクチンを投与すべきと結論付けています。News Medicalの記事です。

食事の時間帯を制限すると、肥満マウスの乳がんリスクが低下するそうです。米国の研究チームが肥満マウスを「いつでも」「活発な夜間8時間のみ」「低脂肪食が無制限に」食べられる3群に分けて調査。時間制限のある食事がインスリンレベルを低下させ、乳がんを抑制することが分かったそうです。EurekAlert!の記事です。

目が笑っている「本物の笑顔」でも、その人が実際に幸せな気持ちかは分からないようです。米国の研究チームが、実行中にさまざまな感情になるような課題を設計。それを行っている際の136人の表情を記録しました。参加者がポジティブな感情ではなかったと評価した際の笑顔のうち80%が本物の笑顔に見えたそうです。ScienceDailyの記事です。

新型コロナのワクチンを接種しても、不妊になることはないそうです。米国の専門家によると、女性がワクチンを接種すると胎盤の形成に関わるタンパク質に対し免疫反応が起き、妊娠できなくなるという情報が出回ったそうですが、誤りだといいます。FDAが試験でワクチンを投与した数十人が問題なく妊娠したとのこと。Medical Xpressの記事です。

新薬「PCLX-001」が乳がんに有効かもしれません。タンパク質合成過程の「ミリストイル化」に関与する酵素を標的にした薬です。カナダの研究チームがヒトの乳がん組織を有するマウスにこの薬を与えたところ、腫瘍の成長を90%遅らせることができたそうです。乳がん患者への有効性を確認する臨床試験が実施される予定とのこと。News-Medicalの記事です。

メラノーマ患者に対する個別化ネオアンチゲンワクチンの長期的な効果が確認されたそうです。米国の研究チームが、進行性メラノーマの手術を受けた患者8人にNeoVaxと呼ばれるネオアンチゲンワクチンを投与。中央値4年経過後の生存率は100%で、このうち6人は再発の兆候もみられなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

個人に合わせた脳刺激治療が精神疾患に効果的なようです。米国の研究チームが重症うつ病患者の脳の様々な部分を刺激し、症状に関連する領域をマッピング。この情報を基に設計した脳刺激システムでうつ病が改善したそうです。強迫行為がある60人を対象にした実験でも同様の結果が得られたとのこと。nprの記事です。

特発性頭蓋内圧亢進症(IIH)の患者数が増加しているそうです。英国の研究チームがウェールズにおける2003~2017年の3,500万人分のデータを分析。この期間中にIIHの症例数が6倍に増加したそうです。この増加は肥満率の上昇と一致していました。社会経済的地位が低い女性はIIH発症リスクが高かったとのこと。ScienceDailyの記事です。

ブラジル由来の新型コロナウイルス変異株「P.1」に専門家が深刻な懸念を示しているそうです。P.1は12月初旬にブラジルのマナウスで出現し、1月中旬には都市全体で感染が急拡大。他の変異株より感染拡大までの期間が短く、過去にコロナに感染した人が再感染する可能性もあるとのこと。nprの記事です。

イスラエルのCorNeat Vision社が開発した人工角膜の患者への移植が初成功したようです。両目の視力を失った78歳の男性にこの角膜を移植したところ、文字を読んだり家族の顔を識別したりできるまでに視力が回復したそうです。角膜を提供するドナーの不足を解決する有効な選択肢になる可能性があるとのこと。Medgadgetの記事です。

ドイツで公共交通機関などでの医療用マスク着用が義務付けられたそうです。新型コロナウイルス英国変異株の感染拡大を抑えるため、職場や公共交通機関、店舗でN95などの医療用マスクを着用することをヨーロッパ主要国で初めて義務化。オーストリアやフランスも同様の対策を検討しているようです。Forbesの記事です。

いくら活発に動いても、肥満の人は心血管疾患リスクを帳消しにはできないそうです。スペインの研究チームが成人527,662人の活動量、BMI、心血管疾患リスク因子の関係を調査。肥満で活動量が多い人は、標準体重で活動量が少ない人に比べて「糖尿病リスクが4倍」「高血圧リスクが5倍」高かったそうです。CNNの記事です。

英国で新型コロナウイルスに感染した28歳の女性看護師が出産後に死亡したようです。この女性の夫は、コロナ下での妊婦の働き方に配慮を求める要望書を10万人の署名とともに議会に提出。働く妊婦は、妊娠20週以降は在宅勤務に切り替えるか、給与全額支給で産休に入るべきだと訴えているそうです。BBCの記事です。

短期間の低炭水化物ダイエット(LCD)で、2型糖尿病の寛解率が上昇するようです。国際的な研究チームが23の無作為試験から計1,357人のデータを分析。LCDを6カ月間行った2型糖尿病患者は、対照群(主に低脂肪食)に比べて寛解率が高かったそうです。ただし、エビデンスの確実性は低~中程度とのこと。ScienceDailyの記事です。

自作のマジックマッシュルーム茶を静脈に注射した30歳の男性が瀕死の状態に陥ったそうです。男性は双極性障害を治そうとこのお茶を自身の静脈に注入。静脈内で真菌が増殖し、全身に悪影響を与えていたそうです。感染症を抑制するため、抗生物質と抗真菌薬が投与され、生還したとのこと。Medical Xpressの記事です。

米国のワシントン大学が脊髄損傷患者の手や腕の機能を改善する低侵襲電気刺激技術を開発したそうです。電気パルスを送達する、ばんそうこうのようなパッチを首の後ろに貼ることで、皮膚の下にある神経を刺激。この電気刺激と訓練の結果、数カ月後には多くの患者の手や腕の機能が大幅に改善したそうです。Medgadgetの記事です。

覚醒剤の一種「メタンフェタミン」への依存を治療する方法が見つかったようです。米国の研究チームが、ナルトレキソンとブプロピオンの組み合わせがメタンフェタミン中毒に有効であることを発見。臨床試験では、この2剤の組み合わせが患者9人に1人に有意な改善をもたらしたそうです。nprの会話形式の記事です。

硫化水素がアルツハイマー病の治療に有効かもしれません。米国のジョンズ・ホプキンス大学などが、体内に硫化水素をゆっくりと放出することが可能な「NaGYY」と呼ばれる化合物を、アルツハイマー病モデルマウスに注入。12週間後、NaGYY群は対照群に比べて認知機能や運動機能が50%向上したそうです。ScienceDailyの記事です。

母乳育児医学アカデミー(ABM)が「新型コロナウイルスワクチンを接種した母親の授乳中止を推奨しない」との声明を発表したそうです。授乳中の女性はワクチンの臨床試験から除外されたため、安全性に関する臨床データはありません。この声明は生物学的妥当性と専門家の意見をもとに出されたとのこと。EurekAlert!の記事です。

特定の代謝産物が反復性大うつ病性障害(rMDD)の再発リスクを予測する指標になるかもしれません。米国とオランダの研究チームが、抗うつ薬の投与を受けていない寛解期のrMDD患者68人と対照群59人を調査。血中の代謝産物で、2年半以内にrMDDが再発する患者を90%の精度で予測できたそうです。Medical Xpressの記事です。

コーヒーを多く飲むと前立腺がんのリスクが低減するそうです。BMJ Openに掲載されたデータ分析から明らかになりました。欧米や日本で実施された16の研究から計100万人以上のデータを分析。1日のコーヒー摂取量が2~9杯以上の人は、0~2杯未満の人に比べて前立腺がんリスクが9%低かったそうです。Medical Xpressの記事です。

アトピー性皮膚炎(AD)において、黄色ブドウ球菌(SA)がコロニーを形成するメカニズムが解明されたようです。アイルランドの研究チームが、AD患者の角層細胞タンパク質「コルネオデスモシン」の特定の領域にSAが結合することを発見。この結合に必要とされるSAのタンパク質2種も特定されたそうです。EurekAlert!の記事です。

産後うつ発症のメカニズムに関わる研究です。東北大学などは160人の性ホルモン血中濃度を出産前後に測定。産後うつ症状のある女性はそうでない女性よりも、性ホルモン「プロゲステロン」の低下率が大きかったとのこと。胎児と胎盤は性ホルモンを多く産生しており、分娩によって母親の血中濃度低下が起きるそう。Depression and Anxietyに発表しました。

既存薬ダブラフェニブが難聴の治療に有効かもしれません。米国の研究チームが、聴覚への副作用リスクが高い抗がん剤シスプラチン治療を受けるマウスにダブラフェニブを経口投与。内耳の細胞死が抑制され、聴覚保護の効果が確認されたそうです。騒音による難聴にも同様の効果がみられたとのこと。News-Medicalの記事です。

幼少期の自制心の強さが将来の生活の質に影響を及ぼすようです。国際的な研究チームが、ニュージーランドで生まれた子ども1,037人の3~11歳時の自制心の強さを評価。数十年後、45歳になった子どもたちの生活を調査したところ、自制心が強かった人は健康で社会的・経済的に恵まれていたそうです。Medical Xpressの記事です。

がん患者が新型コロナに感染した場合、活動性でなくても重症化のリスクが高いそうです。米国の大学がコロナ陽性者を分析。非がん患者361人に比べ、がん患者67人の入院率は2倍、死亡率は8倍ほどでした。活動性でないがん患者は49人いて、活動性の患者ほどではないにせよ、重症化の割合が高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

大麻成分のカンナビジオール(CBD)が、淋病や髄膜炎、レジオネラ症の原因となる細菌を殺すことが初めて示されたそうです。オーストラリアの大学などのこの研究が進めば、多くの抗菌薬が効かないグラム陰性菌に対する薬を60年ぶりに開発できるかもしれないといいます。近いうちに治験の結果が出る見込みとのこと。News Medicalの記事です。

朝の天気がその日の職場での気分や幸福度に影響を与えるそうです。ドイツの研究チームが従業員として働く115人を計457日間調査。始業前にその時の天気を表す絵を選んでもらい、終業後にはその時の幸福度を測る質問に答えてもらったそうです。朝の天気が良いと、やる気や満足感が高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

腸内細菌である毒素産生型バクテロイデス・フラジリス (ETBF) が乳がんの発症に関連しているようです。米国の研究チームがマウスにETBFを経口投与。3週間以内に乳房組織に前がん状態である乳管過形成が確認されたそうです。マウスの乳首にETBFを直接注入すると、その部分で急速に腫瘍ができ始めたとのこと。News-Medicalの記事です。

男性が新型コロナに感染すると性機能障害を引き起こす可能性があるそうです。ローマ・トル・ヴェルガータ大学などの研究によると、心臓や循環器に炎症がみられると勃起不全になる恐れがあるとのこと。免疫反応により血管内皮細胞を損傷してしまい、血管が狭くなって血流が制限されることが原因といいます。Medical Xpressの記事です。

乳がんの悪化に温度が関わっているそうです。東京医科大学などの研究グループは、悪性の乳がん細胞を35℃、37℃、39℃で培養。その結果、温度が高くなるほど、がん細胞の増殖、移動、浸潤が促進されたといいます。がん細胞が生存しやすい環境をつくるために放出する物質の量も、温度が高いほど増えるそう。Journal of Extracellular Vesiclesに発表しました。

オピオイドの服用が膵臓がんリスクに関連しているかもしれません。米国の研究チームが1999~2016年の米疾病対策センター(CDC)のオンラインデータを分析。オピオイド及び膵臓がんによる死亡率は徐々に上昇していたそうです。オピオイドによる死亡率から、数年後の膵臓がん発症率の傾向を予測できたとのこと。EurekAlert!の記事です。

中国人はデンマーク人に比べて苦味に敏感なようです。デンマークの研究チームが18~55歳の健康な非喫煙者152人(デンマーク人75人、中国人77人)を調査。中国人は、デンマーク人に比べて苦味物質プロピルチオウラシル(PROP)に対する感受性が強く、舌にある 茸状乳頭の数が多かったそうです。ScienceDailyの記事です。

新型コロナの流行が不健康な食生活を招いているかもしれません。ドイツとベルギーの研究者が、約1000人を調査しました。アルコールやお菓子、缶詰や出来合いの食事の摂取量が増えたのに対し、新鮮な野菜と果物は減少。傾向は、収入が減り子どもがいる世帯で顕著で、深刻な健康被害につながる恐れもあるとのこと。News Medicalの記事です。

動脈硬化の早期の治療が、認知症の予防につながるかもしれません。英国の研究チームが、高齢者542人を対象に、64歳と68歳の時に「動脈硬化検査」「認知機能テスト」「頭部MRI」を実施。大動脈硬化の進行が速い人は、脳の血液量や領域間の接続性が低下しており、記憶力も悪かったそうです。Medical Xpressの記事です。

ショウガの主成分である「6-ジンゲロール」がマウスの自己免疫疾患を抑制したそうです。米国の研究チームが、全身性エリテマトーデスか抗リン脂質抗体症候群のマウスに6-ジンゲロールを投与。両疾患の進行に重要な役割を果たす好中球細胞外トラップ(NETs)や自己抗体の産生が減少したそうです。ScienceDailyの記事です。

母親の子宮頸がんが子供に移行した例を確認したそうです。国立がん研究センターなどが、肺がんと診断された男児2人のがん細胞を解析。母親由来の遺伝情報を持っていることが判明し、母親と同タイプのHPVの遺伝子も見つかったとのこと。出産時にがん細胞を含む羊水を子供が吸い込んだことが原因とみられるそうです。NEJMに発表しました。

就寝前に聞くと、睡眠の質が向上する音楽の特徴が分かったようです。オーストラリアの大学生が、161人を対象に就寝前に聞いた音楽と、眠りの質について調査。分析した結果、低い音のゆっくりとした曲が睡眠の質を向上させたとのこと。40デシベル未満の音量で45分間を目安に、3週間以上続けると効果的といいます。Medical Xpressの記事です。

人が想像した音声を脳波から再現することに、東京工業大学などのグループが成功したそうです。まず、被験者に「ア」「イ」という音声を聞かせます。次にその音を想像してもらい、発生する脳波を記録。人工知能による新手法で脳波から音声を復元し、他の人に聞かせたところ、85%以上の確率で聞き分けたとのこと。Advanced Intelligent Systemsに発表しました。

歯周病の原因細菌ポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)が増殖するには、通常は無害のベイロネラ・パルブラ(Vp菌)の手助けが必要なようです。米国の研究チームが、口腔内細菌によって放出される成長促進分子がPg菌に与える影響を調査。Vp菌の分子だけが、Pg菌の増殖を促進したそうです。EurekAlert!の記事です。

U.S. News & World Reportが、専門家が選ぶ2021年の食事療法ランキングを発表したそうです。トップに輝いたのは4年連続で「地中海式ダイエット」でした。高血圧抑制のための食事療法である「DASHダイエット」とフレキシブルに肉などを食べられる「フレキシタリアンダイエット」が同率2位だったとのこと。CNNの記事です。

高血圧の人が血圧を下げるにはストレッチが効果的かもしれません。カナダの大学は、高血圧の40人(平均61歳)を2班に分け、8週間検証。1日30分間、週5日ウォーキングをした班は体脂肪が減少。一方、同じ頻度と時間で全身ストレッチをした班は血圧が大幅に下がったといいます。ヨガも同様の効果があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

鼻から投与する新型コロナのワクチンの開発が英国で進んでいるようです。実験ではげっ歯類に、鳥類の感染症の原因となるウイルスを基に生産したワクチンを点鼻。抗体とT細胞が反応し、コロナに感染させても症状は極めて軽かったそうです。血液凝固の併存疾患がある人や注射針が怖い人のワクチン接種に有効とのこと。Medical Xpressの記事です。

新型コロナの症状として頭痛がある人は重症化しにくい可能性があります。スペインの病院に入院した陽性患者379人のうち13%が頭痛を訴え、平均は57歳でした。比較的若い人や、併存疾患が少ない人に現れる傾向があり、死亡率や重症化率が低かったそうです。免疫系が正常だと頭痛が起こるかもしれないといいます。News Medicalの記事です。

精神的に極度に落ち込んでいる人には他者のサポートが必要なようです。豪州の研究チームが米国の大学生500人を調査。精神的に弱っている人の大多数は、マインドフルネスなどの一般的な対処戦略をすでに実践していたそうです。自分はだれかに支えられていると実感できる対処法が有効とのこと。Medical Xpressの記事です。

4つの幸せホルモンの役割と分泌を増やす方法がまとめられています。ドーパミンは私たちに満足感を与えてくれる物質で、分泌を増やすには睡眠が大切です。セロトニンは感情を安定させるのに役立ち、日光や運動によって分泌が増えるそうです。残りの2つはエンドルフィンとオキシトシンとのこと。PhysicianSenseの記事です。

妊娠初期の運動量が多い妊婦は、妊娠糖尿病を発症するリスクが低いかもしれません。米国では現在、30分以上、週5回の運動を推奨しています。しかし、研究者の分析によると、少なくとも毎日38分間、中程度の強度の運動をすれば妊娠糖尿病、血糖値の異常がそれぞれ妊婦100人当たり2.1人、4.8人少なくなるとのこと。Medical Xpressの記事です。

iPS細胞などから作った細胞シートを、心臓に移植するための内視鏡機器が開発されたそうです。機器先端には、丸めて収納したシートを心臓表面に広げて貼り付ける特殊な装置が付いているそうです。胸を大きく切開する従来の方法に比べ、小さな穴を開けるだけで済むので、患者の負担は大幅に減少します。京都大学などがRegenerative Therapyに発表しました。

マウスのマウンティング行動は、目的によって脳の活性領域が異なるそうです。米国の研究チームが、オスのマウスがマウンティング行動をする際の相手の性別と脳内の神経活動を分析。「繁殖行動の際は内側視索前野(MPOA)」「攻撃行動の際は視床下部腹内側核腹外側部(VMHvl)」が活性化したそうです。Medical Xpressの記事です。

健康な妊娠を維持するため、胸腺がレセプターRANKを介してTregと呼ばれる特殊な細胞を産生することが明らかになったようです。カナダなどの研究チームがマウスからRANKを除去したところ、妊娠に伴うTreg産生が減少。その結果、流産率が上昇し、妊娠糖尿病のリスクが高くなったそうです。Medical Xpressに紹介されています。

ライトスモーカーでもニコチン中毒のリスクがあるようです。米国の研究チームが喫煙者6,700人以上のデータを分析。タバコを「1日1~4本吸う人の2/3」「週に1回以下しか吸わない人の1/4」が依存状態だったそうです。タバコ依存の重症度は、喫煙の頻度に応じて高くなるとのこと。EurekAlert!に紹介されています。

簡単に装着できるウェアラブル装置でアルツハイマー病を抑制できるかもしれません。ニュージーランドのオタゴ大学が、脳神経関連技術をリードする米国Soterix Medical社と共同でこの装置を開発中。メガネ型の非侵襲的装置が電気振動で嗅覚神経を刺激し、アルツハイマー病の症状を緩和するそうです。Medical Xpressの記事です。

免疫抑制薬を服用している人が新型コロナに感染したとしても、とりわけ悪化傾向があるわけではないそうです。米国の研究者が、入院したコロナ患者約2000人を分析。うち19人が免疫抑制薬を服用していましたが、入院期間や死亡率、重症化率の平均は、ほかの患者と同等だったといいます。Medical Xpressの記事です。

健康診断でパーキンソン病が早期に発見できるかもしれません。名古屋大学は、パーキンソン病患者(男性22人、女性23人)の発症前数年間の健診結果を分析。健康な男女各60人と比較したところ、女性は血圧が高く、発症に近づくにつれて低下、男性はヘマトクリット、総コレステロール、LDLの値が低かったとのこと。Scientific Reportsに発表しました。

チーズと赤ワインの摂取が認知機能に直接的な影響を与えるかもしれません。米国の研究チームが英国の中高年1,787人の認知機能と食生活に関するデータを分析。加齢に伴う認知機能の問題に最も効果がみられたのはチーズだったそうです。毎日赤ワインを飲むと、認知機能の改善につながったとのこと。ScienceDailyの記事です。

慢性的に大麻を吸ったメスのラットはストレスへの生理学的反応が鈍くなるようです。米国の研究チームが好きな時に大麻を吸うよう訓練されたラットを使って調査。30日後、中程度の強さの大麻を自由に吸える環境にあったメスのラットだけが、ストレス時のコルチコステロンレベルが低減したそうです。Medical Xpressの記事です。

白血病などの血液がん患者が新型コロナに感染すると、症状が長期化するかもしれません。英国で、コロナに感染した固形がん、血液がんの患者を約20人ずつ調査。固形がん患者は、がんのない陽性患者と同様の免疫反応を示しましたが、血液がん患者は反応が芳しくなく、症状が10週間以上続くケースもあったとのこと。Medical Xpressの記事です。

米国肺協会(ALA)が、新年に禁煙を始める人のために5つのヒントを示しました。①電子タバコは禁煙ツールではない②過去に禁煙に失敗した経験から学ぶ③ALAの禁煙プログラム「Freedom From Smoking」を活用する④禁煙補助薬について医師に相談する⑤あきらめずに挑戦し続ける――。News Medicalの記事です。

新型コロナウイルスが銅の表面上だと1分で不活性化するということが、英国研究チームのテストで分かったようです。これまでさまざまな物質の表面で数日間感染力を保つことが示されていました。そのため、病院や公共交通機関での感染拡大防止には、人が触れることが多い箇所への銅のコーティングが有効とのこと。News Medicalの記事です。

授乳中の母親が牛乳を飲むと、子どもの食物アレルギーのリスクが低下するようです。スウェーデンの研究チームが、同国の母親500人以上の「妊娠34週」「産後1カ月」「産後4カ月」時点の食生活を調査。牛乳や乳製品を多く摂取した母親の子どもは、1歳時の食物アレルギー発症率が低かったそうです。ScienceDailyの記事です。

マスクを着用すると飛沫の飛散を大幅に抑えることができるようです。英国の研究チームが、マネキンなどを使って咳や会話で飛散する飛沫量を調査。「2m離れた人がマスクなしで」咳をすると、「0.5m離れた人がマスクをして」咳をするのに比べて、向かい合う人は1000倍以上の飛沫に暴露したそうです。ScienceAlertの記事です。

左右の腕で血圧の数値に差がある人は心血管疾患を発症するリスクが高いそうです。英国などの研究チームが24の研究をメタ分析。左右の腕で収縮期血圧の差が10mmHg以上あるケースを心臓発作や脳卒中の前兆とみなすべきだそうです。ガイドラインの見直しや健診での両腕の血圧測定が推奨されています。CNNの記事です。

幼少期のアトピー性皮膚炎が思春期のうつ病発症につながるかもしれません。NCNPが、モデルマウスの実験で確認しました。アトピー性皮膚炎によるストレスは、脳の免疫細胞を活性化しやすくします。思春期に更なるストレスが加わると、免疫細胞が過剰に働いて脳内に炎症が起こり、うつ病を発症するとのこと。Brain, Behavior, and Immunityに発表しました。

若者のメンタルヘルスに最も影響を与えるのは「睡眠の質」かもしれません。ニュージーランドの研究チームが、同国と米国の18~25歳の若者1100人に「気分や幸福度」「食事」「運動」「睡眠」に関するオンライン調査を実施。睡眠の質が健康なメンタルヘルスを予測するのに最も重要な指標だったそうです。ScienceAlertの記事です。

ドイツのバイオトロニック社による、植え込み型心臓モニタ(ICM)に搭載する発熱検出センサー「Vital Data Sensor」が米食品医薬品局(FDA)に承認されたそうです。同社のICMである「BIOMONITOR IIIm」にこのセンサーを搭載することで、不整脈に加えて発熱の兆候も検出できるようになるとのこと。Medgadgetの記事です。

プロピレングリコールで汗の水分を奪い、残った塩分で汗腺をふさぐことができるかもしれません。米国の研究チームが汗腺に似せた細いガラス管に人工汗を流し、プロピレングリコールで覆われたポリマーキューブを開口部に設置。人工汗は泡立った後、2分以内にゲル化して管をふさいだそうです。ScienceDailyの記事です。

本来麻酔や鎮痛に使われる「ケタミン」が大うつ病性障害に効果をもたらす分子メカニズムが明らかになったそうです。マウスの脳神経細胞から記憶形成に関与する「4E-BP」タンパク質を除去したところ、ケタミンの抗うつ効果がみられなくなったとのこと。カナダの研究チームの成果がMedical Xpressに紹介されています。

診断基準には満たないものの、注意欠如・多動性障害(ADHD)の傾向がある人は、睡眠不足の影響を受けやすいようです。スウェーデンの研究チームがADHDの診断はない17~45歳の健康な人180人を調査。ADHD傾向が強い人は、そうでない人に比べて睡眠不足後の注意力調節や感情制御がうまくいかなかったそうです。News Medicalの記事です。

免疫系の機能障害が統合失調症の一因かもしれません。英国の研究チームが、パキスタンの統合失調症患者に普段の抗精神病薬とともに免疫抑制剤「メトトレキサート」を低用量(10mg)処方。幻聴などの陽性症状の改善に有望な結果が得られたそうです。実験の規模が小さいため、さらなる研究が必要とのこと。Medical Xpressの記事です。

メドトロニック社による新生児・乳幼児専用の持続的腎代替療法(CRRT)装置「Carpediem」が米国で販売され始めたようです。2.5~10kgの乳幼児を対象にしたCarpediemは、初の乳幼児専用CRRT装置です。このほど米食品医薬品局(FDA)による販売許可が下り、シンシナティの小児病院が運用を開始したとのこと。Medgadgetの記事です。

カナダの研究チームが日焼け止めに関する注意点をまとめたそうです。皮膚がんを予防するため、生後6カ月以上のすべての人に日焼け止めの使用を推奨。ただし、非白人への有効性に関する明確な証拠はないそうです。スプレー式ではなく、SPF30以上の日焼け止めクリームかローションがよいとのこと。EurekAlert!の記事です。

糖尿病の犬を飼っている人は、自身も2型糖尿病を発症するリスクが高いかもしれません。スウェーデンなどの研究チームが同国で「犬の飼い主175,000人」「猫の飼い主90,000 人」を6年間調査。 糖尿病の犬を飼っている人は、糖尿病でない犬を飼っている人に比べて2型糖尿病のリスクが38%高かったそうです。EurekAlert!の記事です。

新型コロナに感染した人は、少なくとも8カ月間、ウイルスに対する免疫を保つそうです。オーストラリアの研究者は、コロナ患者25人の血液を感染4日目から242日目まで採取。抗体は20日後から減少し始めましたが、最終日でも全ての患者が、抗体を産生しウイルスの再感染を防ぐメモリーB細胞を持ち続けていました。Medical Xpressの記事です。

レーベル遺伝性視神経症 (LHON)患者の片目に遺伝子治療を行うと、両目の視力が改善するそうです。英国などの研究チームが、6~12カ月にわたり視力低下の症状があるLHON患者37人の「片目に遺伝子治療用ウイルスベクター」「反対の目に偽ベクター」を注入。78%の人の「両目」の視力が改善したそうです。Medical Xpressの記事です。

月経前不快気分障害(PMDD)に選択的プロゲステロン受容体調節剤(SPRM)が有効かもしれません。スウェーデンの研究チームが、この薬のPMDDへの有効性を調査する多施設共同二重盲検プラセボ対照臨床試験を実施。「SPRM群の50%」「プラセボ群の21%」が、イライラや不安などの症状がすっかりよくなったそうです。EurekAlert!の記事です。

創傷治癒には睡眠が重要な役割を果たしており、傷口の抗菌ペプチドが脳に睡眠を増やすよう働きかけるそうです。抗菌ペプチドを産生しないよう遺伝子操作された線虫C.エレガンスは、けがをした際の睡眠がかなり少なく、軽傷でも死亡率が高かったとのこと。独仏の研究チームの成果がMedical Xpressに紹介されています。

プロバイオティクスは急性感染性下痢症に効果がないようです。英国などの研究チームが82の研究から計12,127 人を調査。プロバイオティクスを摂取しても、下痢が48時間以上続く患者の数に変化はなかったそうです。プラセボや無治療群と比べて、回復までの期間が短くなる証拠もなかったとのこと。News-Medicalの記事です。

猫ひっかき病などで知られるバルトネラ感染症は、神経精神症状に加えて皮膚病変にも関連しているかもしれません。米国の研究チームが神経精神症状のある患者33人を調査。PCRや血清学的検査の結果、29人がバルトネラに感染していたそうです。さらに29人中24人が神経精神症状と同時期に皮膚病変を報告したとのこと。EurekAlert!の記事です。

虫歯の原因菌が脳出血と関連しているそうです。国立循環器病研究センターなどは脳卒中患者111人を調査。「悪玉虫歯菌」を持つ患者21人の48%、持たない患者90人の9%の脳深部に微小な出血が見つかりました。口の傷から侵入した虫歯菌が脳の血管壁のほころびに引っかかることで炎症が起き、出血につながるそうです。Strokeに発表しました。

「iGenomics」と呼ばれるゲノム配列を分析するiPhoneアプリが開発されたそうです。米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所がオックスフォード・ナノポア社による小型DNAシーケンサーを補完するアプリを開発。インターネットがない場所でもDNA分析ができるそうです。宇宙での運用も検討中とのこと。Phys.orgの記事です。

フェニル酪酸(PBA)とアシクロビルの併用が単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症に効果的かもしれません。米国の研究チームがHSVによる脳炎を発症したマウスで実験。PBAかアシクロビルの単独使用でも死亡率は低下しましたが、この2剤を併用することで死亡するマウスがゼロになったそうです。Medical Xpressの記事です。

妊娠後期の女性が新型コロナに感染しても、赤ちゃんにうつる可能性は低いといいます。米国で陽性の妊婦64人を調べ、全ての新生児が陰性だったとのこと。母親の唾液からはウイルスを検出しましたが、胎盤にはみられなかったそうです。一方、コロナの抗体は胎盤を通過しにくく、胎児に移行しにくいといいます。News Medicalの記事です。

東北大学などの研究グループが、食べ物を飲み込む機能を再現する人工舌を開発したそうです。舌がん手術後の患部に埋め込むタイプです。食べ物を口に入れた後、人工舌にエネルギーを供給する機器を下あごに接触させると、誤嚥なく物が飲み込めるように作動するのだそうです。舌がん患者のQOL向上が期待されます。

新型コロナに感染すると、脳に後遺症が現れることを示す研究が進んでいます。米ワシントン大学はマウス実験を行い、コロナウイルスを形成するたんぱく質が、脳への異物侵入を防ぐ血液脳関門を突破することを発見。脳に炎症が起き、頭にもやがかかったような感覚、倦怠感、認知障害が続く可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

人間の記憶は専門家の予想以上に正確かもしれません。米国の研究チームが74人に過去に参加したイベントについて思い出してもらったところ、記憶の精度は93%以上だったそうです。このイベントは研究チームが主催したものでした。専門家68人が推定したこの実験における記憶の精度は40%だったとのこと。DISCOVERの記事です。

コロナ下で検温する人が増えています。体温が37.0度以上でもパニックになる必要はないそうです。人間の体温は、個人差はもちろん時間帯や服薬の有無でも変動します。平熱を知るには、朝昼夕の検温結果を数週間記録するといいそうです。外気温などに左右されない口での検温が理想的とのこと。CNNの記事です。

妊娠中のストレスは胎児の脳発達に悪影響を及ぼすようです。米国の研究チームが妊娠24~39週の妊婦50人のストレスレベルと胎児の脳スキャンを分析。不安レベルが高い妊婦の胎児は、認知機能に関連する脳領域間のつながりが弱く、感情と行動の制御に関連する領域間のつながりが強かったそうです。CNNの記事です。

赤ちゃんの睡眠パターンには個人差があり、日によってもばらつきがあるそうです。カナダの研究チームが生後6カ月の乳児44人の睡眠を2週間にわたり調査。平均して「6時間連続で寝た日が5日間」「8時間連続で寝た日が3日間」あったそうです。一方、半数は一度も8時間連続で寝なかったとのこと。EurekAlert!の記事です。

ウイルス感染症での重症化の原因解明につながるかもしれません。鍵を握るのは、細胞小器官のミトコンドリア上にある「Mffタンパク質」。ウイルス感染時に、細胞内が栄養豊富な状態だと免疫活性化の指令を出し、逆に栄養不足の状態だと体への負担を避けて指令を出さないのだそうです。大阪大学などがNature Communicationsに発表しました。

グルコサミンサプリメントに死亡率の抑制効果があるかもしれません。米国の研究チームが全国健康栄養調査から40歳以上の成人16,686 人分のデータを分析。グルコサミン/コンドロイチンを毎日1年以上服用すると、「全死因死亡率が39%」「心血管疾患関連死亡率が65%」低くなることが分かったそうです。EurekAlert!の記事です。

大麻成分であるカンナビジオール(CBD)はドライバーの運転能力に影響を及ぼすことはないようです。豪州とオランダの研究チームが健康な参加者26人を調査。CBDを主に含む大麻を吸った40分後と4時間後に100kmの距離を運転してもらったところ、いずれの場合も運転に支障を来すことはなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

新型コロナ感染の可能性を調べる手段として、赤外線温度計を額に近づけて行う体温測定は不十分という見方があります。機器や環境によって数値がぶれる上、体の内部温度の上昇中には表面の温度が下がると米国の大学教授らはみています。空港の調査では、症状があった278人中、発熱が認められたのは17%だけでした。Medical Xpressの記事です。

妊娠中に新型コロナウイルスに感染した女性から生まれた赤ちゃんが、このウイルスの抗体を保有していたようです。シンガポールの女性が妊娠10週で新型コロナウイルスに感染。出産時には母親も生まれた赤ちゃんも陰性でしたが、赤ちゃんは抗体を保有していたそうです。ScienceAlertの記事です。

目尻にしわが寄り、口角が上がるような表情をすると、注射の痛みがおよそ40%減少するそうです。米国の研究チームが231人に一般的な注射針で生理食塩水を注入。「思い切り笑った」または「しかめっ面をした」人は、はっきりしない表情をした人に比べて注射で感じる痛みがほぼ半減したそうです。News-Medicalの記事です。

紫外線を照射するLED電球を使い、新型コロナウイルスを死滅させる技術の研究が進んでいるようです。イスラエルの大学が、ウイルス除去に最適な紫外線の波長をテスト。285nmを30秒照射すると99.9%を除去できるといいます。空調設備に取り付けることで、電車や飛行機の中などの広い空間での効果が期待できるとのこと。Medical Xpressの記事です。

英国では2018年に医療大麻が合法化されましたが、公的医療事業「国民保健サービス(NHS)」ではほとんど処方されていないようです。患者は代わりに費用負担が必要なプライベートクリニックに集中。英国に輸入される医療大麻の3/4を扱うクリニックでは、100以上の処方リクエストがあったそうです。BBCの記事です。

抗生物質「メタサイクリン」がジカウイルス感染症による神経系障害に有効かもしれません。米国の研究チームが1万種以上の化合物からジカウイルスの候補薬を選別。米食品医薬品局(FDA)承認薬であるメタサイクリンが、生後間もないマウスの脳へのジカウイルス感染や神経系障害を抑制したそうです。ScienceDailyの記事です。

認知症の診断精度が高まりそうです。アルツハイマー病と前頭側頭葉変性症は異常タンパク質タウなどが脳内に蓄積することが原因とされています。量研は、タウによく結合する画像診断(PET検査)用の分子を開発。それぞれの患者の脳を調べたところ、疾患に応じて異なる部位に蓄積するタウが鮮明に見えたそうです。Neuronに発表しました。

1型糖尿病の根治的治療につながる発見です。京都大学iPS細胞研究所などが、タンパク質「WNT7B」を培養に使うと、iPS細胞から作った膵前区細胞が効率的に増殖することを突き止めたそうです。膵前区細胞は膵臓のもとになる細胞です。安定供給が可能になれば、この細胞を皮下に移植する再生医療が実現できます。Cell Chemical Biologyに発表しました。

米食品医薬品局(FDA)が、早老症であるハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群に対する初めての治療薬「Zokinvy」を承認したそうです。プロジェリアの子ども62人を対象にした臨床試験では、この薬による治療開始から3年間における生存期間が対照群81人に比べて平均3カ月延びたそうです。Science Newsの記事です。

外科医が自分の誕生日に手術した場合、ほかの日に比べて、患者の術後の死亡率が高いといいます。米国で行われた研究では、17病院で緊急手術を受けた65~99歳のうち、30日以内に死亡した人数を3年分、調査。47489人が執刀した約98万件のうち、2064件が誕生日に実施されました。死亡率は6.9%で、1.3%高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

国連麻薬委員会が大麻を「最も危険な薬物」リストから除外するようです。WHOの勧告を受け、大麻と大麻樹脂を「特に有害で、医療的価値は極めて限定的」であることを示す「スケジュールIV」から除外することを承認。これにより、大麻の医療目的の使用価値を認めることになるそうです。CNNの記事です。

腸内細菌叢を除去すると、睡眠に影響が及ぶ可能性があるそうです。筑波大学が抗生物質で腸内細菌叢を除去したマウスの代謝産物を分析。セロトニンの枯渇が明らかになったそうです。次に脳波で睡眠を解析したところ、腸内細菌叢除去マウスの睡眠と覚醒のサイクルが乱れていたとのこと。Medical Xpressの記事です。

麻酔法によって術後の転帰に違いがあるかを調べる臨床試験が行われるようです。英国の研究チームが非心臓手術を受ける患者2,500人を調査予定。患者は吸入麻酔か全静脈麻酔(TIVA)のいずれかで手術を受け、術後30日間に自宅で過ごした時間数が記録されるそうです。患者の体験や満足度も聞き取るとのこと。News-Medicalの記事です。

キシリトールとグレープフルーツの種子抽出物が、新型コロナの感染予防に有効かもしれません。米国のチームが、これらを混ぜ合わせた点鼻薬で実験したところ、ウイルス量を有意に(2.5log10/0.1ml)減らし、細胞内への侵入を防いだとのこと。種子抽出物がウイルスを減少させ、キシリトールが細胞膜への付着を妨げるそうです。News Medicalの記事です。

理化学研究所などが、狙ったがん細胞に強く結合する化合物を作ったそうです。がん細胞の表面には、糖の化合物「糖鎖」がくっつく「受容体」があります。その配列はがん細胞の種類によって異なります。今回、薬剤に4種類の糖鎖を選択的に付けることに成功。従来の1種類のものに比べ、結合力も狙い打ちの精度も上がるとのこと。

英国民保健サービス(NHS)が、50種類以上のがんを初期段階で検出する血液検査を国民165,000 人に実施するそうです。米国Grail社が開発したこの検査は、無症状者のがんを血中の分子変化から検出。がんの早期発見に役立つことが期待されています。今回よい結果が出れば、検査対象を100万人に拡大する予定とのこと。BBCの記事です。

出産予定日より早く生まれた子どもは小児期の入院リスクが高いようです。英国の研究チームが子ども100万人のデータを分析。妊娠40週で生まれた子どもと比べると、早産児だけでなく妊娠38週や39週で生まれた子どもも小児期の入院リスクが高かったそうです。10歳までこの有意差がみられたとのこと。News-Medicalの記事です。

神戸大学などが、インクレチン関連薬が糖尿病に効くメカニズムを解明したそうです。正常な膵臓β細胞でインスリン分泌を促進するために働くGタンパク質シグナル「Gs」が、糖尿病β細胞では「Gq」に変換されていると判明。インクレチン関連薬はこのGqに作用し、インスリン分泌を促進するそうです。News-Medicalの記事です。

多発性硬化症(MS)は膀胱がんリスクを高める一方、乳がんや大腸がんリスクとの関連はないようです。カナダの研究チームが MS患者53,984人と非MS患者 266,920 人を調査。乳がんと大腸がんの発症率や死亡率において、両群間の違いはなかったそうです。膀胱がんについては、MS患者群のリスクが72%高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

新型コロナに感染すると、子どもよりも大人の方が重症化しやすい理由が分かりつつあるそうです。スイスの研究者らによると、子どもはNK細胞の活性が高く、さらに血管内皮の状態が良いことなどから、重症化リスクが下がるとのこと。また、免疫機能を助けるメラトニンの分泌は、加齢とともに減少するといいます。News Medicalの記事です。

うつ病の個別化医療につながるかもしれない研究成果です。九州大学などの研究チームが、大うつ病患者100人と健常者100人を性格診断で分類して調査。うつ病の血液バイオマーカー「トリプトファン経路の代謝物」による診断精度は、全体200人のものよりも「性格の偏りがない」と分類された84人のものの方が格段に高かったそうです。

気候変動が感染症に及ぼす影響について、知識がない人が半数近くいるそうです。欧州の研究チームが世界各国から計458人を調査。このうち48.9%は気候変動が感染症に及ぼす影響を一度も考えたことがなかったそうです。科学と無関係の分野で働いている人をみると、この数字は 59.2%に上昇するとのこと。EurekAlert!の記事です。

ブラキスピラ属の細菌が過敏性腸症候群(IBS)に関連しているようです。スウェーデンの研究チームがIBS患者62人と健康な人31人の腸組織を調査。IBS患者19人からブラキスピラが検出された一方、健康な人からは全く検出されなかったそうです。下痢症状がある患者はこの菌を保有する傾向が強かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

自閉スペクトラム症の治療薬開発につながるかもしれません。東京大学などは、前頭前野にある神経細胞の2つの遺伝子に着目。それぞれの遺伝子発現を抑えたマウスは、どちらも神経細胞の興奮が抑えられ、社会性の低下が確認されました。細胞の興奮を増強する薬を与えたところ、社会性が回復したとのこと。Nature Communicationsに発表しました。

新型コロナの感染歴がある人の肺を移植する手術が、世界で初めて行われたそうです。3カ月前に軽度の症状がみられたドナーの両肺を使い、ベルギーで実施。ドナーが死亡時に陰性でも、移植患者に影響を及ぼす懸念がありましたが、術後3カ月間の経過は良好とのこと。リスクが最小限なら移植が可能とみています。News Medicalの記事です。

世界の死因1位である冠動脈疾患。日本人の発症に関わる染色体領域が、新たに見つかったそうです。理研などの国際研究チームが、日本人17万人を含む計60万人のゲノムデータを解析。35領域を新たに同定しました。この成果に基づき、発症リスクを予測する「遺伝的リスクスコア」を作成したとのこと。Nature Geneticsに発表しました。

POD型電子タバコは紙巻きタバコに比べて健康への害が少ないようです。米国の研究チームがアフリカ系とラテン系の喫煙者計186人を調査。2/3の人にPOD型電子タバコを、1/3の人に普段通り紙巻きタバコを6週間吸ってもらったそうです。電子タバコ群は発がん物質NNALや一酸化炭素レベルが有意に低かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

使い捨てサージカルマスクを再利用する方法があるかもしれません。複数の研究者が、使用済みマスクを「封筒に入れて7日間放置する」「70~75度のオーブンに入れる」「60度のお湯で洗って乾燥機に入れ、アイロンをかける」などの方法を提案。反対意見もあり、さらなる研究が必要だそうです。ScienceAlertの記事です。

ココアの「フラバノール」が健康な成人の認知機能を向上させるようです。英米の研究チームが健康な成人18人を調査。フラバノールが豊富なココアを飲むと、14人の脳で高濃度二酸化炭素に対する酸素化応答の改善がみられたそうです。この14人は難易度の高い認知テストでも成績が向上したとのこと。Medical Xpressの記事です。

45歳以上の性感染症リスクが高まっているそうです。英国、ベルギー、オランダの研究チームが計800人を調査。中高年の性を恥とする風潮や知識不足が原因で、性感染症リスクに無防備な45歳以上の人が多いことが明らかになったそうです。社会経済的地位が低い人は特にリスクが高いとのこと。CNNの記事です。

新型コロナに感染している妊婦は、出産時に急性ストレス反応を示す可能性が倍になるそうです。通常より強い痛みを感じる傾向もあったとのこと。出産時に感染していた、または感染が疑われた68人を米国で調査。うち17人は入院中の面会が禁止され、急性ストレス反応を示した割合は、訪問者がいた妊婦の6倍でした。News Medicalの記事です。

脳機能を可視化する機能的近赤外分光分析法(fNIRS )と呼ばれる技術で、耳鳴りを客観的に検出できるそうです。豪州の研究チームが慢性耳鳴り患者25人と対照群21人を調査。fNIRSを用いて測定した脳活動のデータを機械学習に適用したところ、87.32%の精度で耳鳴りの重症度を識別できたとのこと。Medical Xpressの記事です。

ビタミンDサプリメントが進行がんリスクを抑制するかもしれません。米国の研究チームが過去の研究から25,000人以上のデータを2次分析。ビタミンDサプリメントを飲んだ人は、プラセボ群に比べて進行がんリスクが17%低かったそうです。BMI値が正常な人だけをみると、同リスクは38%減少したとのこと。Medical Xpressの記事です。

イスラエルのテルアビブ大学がCRISPR/Cas9システムを使ったがんの新たな治療法を開発したようです。この治療法は、脂質ナノ粒子でメッセンジャーRNAをがん細胞に送達し、細胞のDNAを切断します。膠芽腫マウスで30%、転移性卵巣がんマウスで80%、全生存率が改善したとのこと。Medical Xpressの記事です。

高血圧治療薬「プラゾシン」がアルコール使用障害の治療に有効かもしれません。米国エール大学が、アルコール使用障害で外来治療を開始する患者100人にこの薬かプラセボを処方。重度の離脱症状がある人がプラゾシンを飲むと、大量飲酒の頻度や飲酒する日数が有意に減少したそうです。EurekAlert!の記事です。

コロナ禍において、線維筋痛症の患者は、痛みが悪化する傾向にあるといいます。英国の研究チームは、線維筋痛症を患っている18~60歳の女性58人を調査。10日間にわたり、感じた痛みと不安の大きさを記録しました。感染拡大に伴う交流の制限や生活難、家族の感染などに対する不安が、疼痛を増幅するとのこと。News Medicalの記事です。

小児多系統炎症性症候群(MIS-C)で入院したCOVI-19患者は、SARS-CoV-2に対する抗体レベルが高いようです。この研究には、3月17日~5月26日に米国アトランタの小児病院に入院した子ども計29人が参加。MIS-C患者は、「通常のCOVID-19」「川崎病」「その他」の入院患者と比べて抗体価が高かったそうです。2 Minute Medicineの記事です。

米国胸部疾患学会(American Thoracic Society)が在宅酸素療法に関する最新ガイドラインを発表したそうです。低酸素血症の重症度などに応じて、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺疾患患者における酸素療法の推奨事項を決定。酸素療法を行う患者2,000人への調査結果が参考にされたそうです。News Medicalの記事です。

新型コロナの症状が悪化しやすい人の血液細胞の特徴が、分かったようです。米国の研究チームが、陽性患者の血液の50遺伝子を分析。重症化のリスクが高い患者の血液は、赤血球、単球、好中球、樹状細胞の割合が大きく、低リスクの患者はT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞などの割合が大きいといいます。News Medicalの記事です。

2020年の新興技術トップ10がWorld Economic Forumにまとめられています。医療関連では「痛くない注射針」「仮想患者」「デジタル医療」「全ゲノム合成」がランクイン。微細な注射針「マイクロニードル」は痛みのない注射を実現するかもしれません。コンピュータアルゴリズムに基づく仮想患者は薬や治療の試験に有用だそうです。

尿検査で肝線維化を診断できる日が来るかもしれません。英独の研究チームが計393の尿サンプルを使って肝線維化のバイオマーカーとその正確性を調査。肝線維化に関連する50のペプチドを特定したそうです。このペプチドによる肝線維化の検出能力は「感度84.2%」「特異度82.4%」だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

卵を多く食べる人は糖尿病を発症するリスクが高くなるそうです。豪州などの研究チームが1991~2009年に中国で成人8,545人を調査。卵を1日38g以上食べる人は糖尿病リスクが25%高く、1日1個 (50g)以上食べる人は同リスクが60%高かったそうです。この結果は女性のほうが顕著だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

2歳未満の子どもが抗生物質を使うと、さまざまな疾患の発症リスクが高まるようです。米国の研究チームが子ども14,500人を調査。抗生物質を使用した子どもは、喘息やアレルギーをはじめとする多くの疾患リスクが高かったそうです。抗生物質の数や種類、子どもの性別によってリスクに差があったとのこと。CNNの記事です。

スタチンの副作用は「ノセボ効果」が原因かもしれません。過去にスタチンの副作用を経験した患者60人が、「スタチン服用」「偽薬服用」「薬非服用」時に症状の重さをどのように評価するかを分析。副作用とされる症状の90%が偽薬服用時にも確認されたようです。英国の研究チームの成果がBBCに紹介されています。

BCGが、新型コロナの感染と重症化を予防する可能性が高まっています。米国で、医療従事者6000人以上の血液と病歴、予防接種歴を調査。うち30%にBCG接種歴があり、未接種の人に比べ、大幅にコロナ感染率が低かったとのこと。コロナの感染・重症化リスクが高い糖尿病や高血圧の人の感染率も下げていたといいます。Medical Xpressの記事です。

睡眠不足は恐怖に関する記憶を消去するメカニズムを妨害するようです。米国の研究チームが、健康な成人150人を「通常の睡眠」「通常の半分の睡眠」「睡眠なし」の3グループに分けて調査。恐怖の条件付けが行われた12時間後、「睡眠が半分」の人は恐怖に関連する脳領域が活性化していたとのこと。Medical Xpressの記事です。

女性ホルモンが、新型コロナの重症化を妨げることが示唆されたようです。エストロゲンやプロゲステロンには免疫細胞の活性化や抗体産生の促進、抗炎症の作用があるといい、妊娠中は分泌が増えます。米CDCによると、コロナ感染の妊婦38071人中、51人が死亡。死亡率は0.13%で、妊娠していない女性の2%を下回りました。News Medicalの記事です。

マルチビタミンサプリメントの健康上のメリットは「心理的な効果」だけのようです。米国ハーバード大学が21,000人以上への聞き取り結果を分析。マルチビタミンを飲む人は、飲まない人に比べて自身の体調に対する評価が30%高かった一方、実際の医学的な健康上の転帰に違いはなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

米国で一般的なPBDEと呼ばれる家庭用難燃剤。これに暴露した母親の子どもは、将来糖尿病を発症するリスクが高くなるかもしれません。同国の研究チームが妊娠・授乳中の母親マウスを低レベルのPBDEに暴露させたところ、子どもマウスのすべてに耐糖能異常などの糖尿病に特徴的な病態がみられたそうです。Medical Xpressの記事です。

胸部のX線写真で、新型コロナの感染の有無を判別するAIが開発されたようです。無症状患者や、症状が現れる前の人にも有効とのこと。米国の大学が、陽性患者5445人を含む17000人超のX線写真をAIに学習させました。放射線科医が、300人分の分析に3時間前後かけ、精度が76~81%だったのに対し、AIは18分で82%でした。News Medicalの記事です。

米国のマサチューセッツ工科大学などがセンサー付きの透明N95マスクを開発したそうです。このマスクには、ユーザーに「顔にぴったりとフィットしているか」や「フィルターの交換時期」などを知らせるセンサーが付いています。消毒して繰り返し使用が可能で、透明なので会話もしやすいとのこと。Medgadgetの記事です。

西洋式の食事にナッツを足すと男性の生殖能力が改善するのは、ナッツが精子のエピゲノムに影響を及ぼすからかもしれません。スペインと米国の研究チームが健康な男性72人を調査。通常の西洋食とナッツ3種を14週間食べた人の精子ゲノム36領域で、「メチル化」への影響が確認されたそうです。EurekAlert!の記事です。

男性が新型コロナに感染すると、生殖機能に支障をきたすかもしれません。トルコの研究者が、死亡したコロナ患者12人の精巣を電子顕微鏡で調べたところ、精子形成を助けるセルトリ細胞とライディッヒ細胞が、膨張や空胞化、減少していたとのこと。また、生殖細胞のオートファジーの働きが妨げられるといいます。News Medicalの記事です。

人間や犬に重大な病気を引き起こす可能性がある新種のリケッチアが見つかったたそうです。米国の研究チームが、ロッキー山紅斑熱の症状がみられた犬3匹の血液を調査。PCR法や系統樹解析を用いて分析したところ、紅斑熱群リケッチアの新種が同定されたそうです。名前は今後決定されるとのこと。ScienceDailyの記事です。

唐辛子を食べる人は長生きできるかもしれません。米国の研究チームが同国を含む4カ国の計57万人分のデータを分析。唐辛子を食べる人は、ほとんどあるいは全く食べない人に比べて▽心血管疾患による死亡率が26%▽がんによる死亡率が23%▽全死因死亡率が25%――相対的に低かったそうです。Medical Xpressの記事です。

豪州の研究チームが乳がん手術後の再発を抑制する「足場」を開発したそうです。3Dプリントした多孔質の足場を化学療法剤「ドキソルビシン」に浸し、がんを切除した箇所に埋め込みます。マウス実験では、薬剤がゆっくりと局所送達され、心毒性などの副作用なく転移や再発が抑制されたとのこと。News Medicalの記事です。

タバコ由来のインフルエンザワクチンが臨床試験で有望な結果を示したようです。カナダのバイオ企業がタバコと同属の「ニコチアナベンタミアナ」を使ったワクチンを開発。2度の臨床試験で計23,000人近くにこのワクチンを投与したところ、既存のワクチンに匹敵する効果が確認できたそうです。ScienceAlertの記事です。

新型コロナは季節性インフルエンザに比べ、重症化した際の死亡率が約3倍といいます。スイスとドイツの共同チームが、それぞれの感染症でICUに入った患者を調査。コロナ患者は2843人で、1361人のインフル患者に比べ、男性が多く、年齢の中央値は67歳で7歳若かったとのこと。死亡率はコロナが12.8%、インフルが4.4%でした。News Medicalの記事です。

米国パデュー大学が、複数の膵がん細胞サブタイプについて、薬剤効果を評価するマイクロ流体装置を開発したようです。膵管に似た管の中でがん細胞を増殖させ、変異前の初期細胞株に対する薬剤効果を評価します。細胞サブタイプ間の相互作用が薬剤耐性を誘発することが分かったそうです。Medgadgetの記事です。

抗うつ薬「パロキセチン」がユーイング肉腫に有効かもしれません。スウェーデンと米国の研究チームが、ユーイング肉腫細胞とモデルマウスにGタンパク質共役受容体を標的とするパロキセチンを投与。悪性細胞のインスリン様成長因子1受容体が有意に減少し、腫瘍の増殖が抑えられたそうです。EurekAlert!の記事です。

米国ヒューストン大学が、心臓のデータ管理や治療ができるゴム状のパッチを開発したそうです。このパッチは柔軟性があり、心外膜に貼ることが可能。鼓動を動力にし、心臓の電気活動、温度、ストレインなどのデータを収集できるそうです。アブレーション治療やペーシング療法も可能とのこと。Medgadgetの記事です。

遠隔医療の恩恵を受けるべき人ほど、インターネットを使える環境にいないようです。米国の研究チームが91万人以上のアンケートデータを分析。過去30日間にインターネットを使用したと答えたのは、高血圧患者74%に対し非高血圧患者89%、糖尿病患者65%に対し非糖尿病患者86%だったそうです。Medical Xpressの記事です。

喫煙は、新型コロナの重症化を招くかもしれません。米カリフォルニア大学が、非喫煙者の肺から幹細胞を採取し、培養。健康な肺を再現したものと、1日3分間、4日間にわたり、たばこの煙にさらしたものを用意しました。それぞれをコロナウイルスに感染させると、後者は感染した細胞が2~3倍みられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

マジックマッシュルームの成分であるサイロシビンが、大うつ病性障害の改善に有効なようです。米国ジョンズ・ホプキンス大学が、長期間うつに苦しむ患者24人にサイロシビンを2回投与。参加者は実験前に抗うつ薬の使用を中止していました。投与の4週間後、参加者の54%が寛解に至ったとのこと。Medical Xpressの記事です。

耳あかでうつ病などの精神疾患の診断が可能になるかもしれません。英国の研究チームが参加者37人を調査。耳あかからストレスホルモン「コルチゾール」レベルを測定できたそうです。血中コルチゾールレベルは測定の瞬間の値を示す一方、耳あかによる測定は長期的な値が反映され、安定的とのこと。BBCの記事です。

米モデルナの新型コロナワクチンが、94.5%の有効率を示したそうです。3万人が治験に参加し、半数がワクチンを接種。全体で95人が感染し、うちワクチンを接種していたのは5人でした。マイナス20度で半年間、冷蔵庫で1カ月間持つとのこと。ファイザー社製は、マイナス75度で1カ月間、冷蔵庫で5日間といいます。BBCの記事です。

1歳時に血中ビタミンD濃度が高いと、その後の肥満リスクが低くなるようです。米国のミシガン大学が子ども300人以上のデータを調査。1歳の時点で血中ビタミンD濃度が高い子どもは、1~5歳時のBMIの増加ペースが遅く、16~17歳時のメタボリックシンドロームリスクスコアが低かったそうです。Medical Xpressの記事です。

ニュージーランドで安楽死が合法化されるかもしれません。同国は10月17日に「安楽死容認」と「嗜好用大麻の合法化」の賛否を問う国民投票を実施。暫定結果ではあるものの、安楽死への賛成が65%と反対を上回ったそうです。大麻の合法化に関しては、「反対53%」「賛成46%」で否決されたとのこと。nprの記事です。

現在、血液を使っている新型コロナウイルスの抗体検査。唾液が有用であると米国の研究チームはみています。感染歴のある24人からは、全員の唾液から抗体を検出。感染拡大のはるか前に収集した134人の唾液はすべて陰性を示したとのこと。正確かつ簡単に、ワクチン接種が必要な人を絞ることができるといいます。News Medicalsの記事です。

小児集中治療室(PICU)に入院する小児の急性腎障害(AKI)は早期に予測できるそうです。英国の研究チームが「好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)」とAKIリスク評価指標である「Renal Angina Index (RAI)」に着目。PICU入院初日の尿中NGALとRAIから重度AKI発症リスクを正確に予測できたそうです。EurekAlert!の記事です。

低頻度で集中的に既存薬を投与すると、シャーガス病が完治するようです。米国の研究チームが、標準1日量の2.5倍のベンズニダゾールを週1回、30週間モデルマウスに投与。マウスは完治したそうです。一方、標準1日量を週1回、さらに長期間投与されたマウスは完治しなかったとのこと。Medical Xpressの記事です。

網膜疾患を引き起こす血管新生を抑制する新たな治療法が見つかったようです。米国の研究チームが、網膜の低酸素状態で血管新生があるモデルマウスにタンパク質「CITED2」と標準的な抗VEGF薬「アフリベルセプト」を投与。血管新生が大幅に抑制された一方、網膜毛細血管は破壊されなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

オメガ3脂肪酸であるEPAとALAが、心臓発作患者の死亡リスクを抑制するそうです。スペインの研究チームが心臓発作を起こした患者944人の血液を調査。発作時のALA濃度が高いと、3年以内の死亡率が低かったそうです。EPA濃度が高い患者は、心血管疾患による死亡と再入院のリスクが低かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

リポペプチドを含んだ点鼻液が、新型コロナの感染予防に効果的かもしれません。米コロンビア大学がフェレットで実験。生理食塩水とリポペプチドを、それぞれ別の個体の鼻に塗布し、感染個体と24時間接触させました。前者を塗布した個体からは多量のウイルスが検出されたのに対し、後者はゼロだったそうです。Medical Xpressの記事です。

院内感染に関連する薬剤耐性菌は、病室の床から患者に伝染していくようです。米国の研究チームが、新規入院患者17人の病室内の細菌の広がりや感染経路を分析。最初の24時間以内に半数の病室からMRSAが検出されたそうです。汚染は床から始まり、患者の靴下や寝具に広がったとのこと。Medical Xpressの記事です。

米国予防医学専門委員会(USPSTF)が、大腸がん検診開始の推奨年齢を50歳から45歳に引き下げる勧告を行うようです。今回の勧告は、45~49歳の若年成人の大腸がんリスクが高まっているという疫学的根拠とシミュレーションモデルに基づいているそうです。現在、勧告の草案が一般公開されているとのことCNNの記事です。

新型コロナにかかったことがあるかを調べるには、T細胞を検査すると精度が高いといいます。イタリアで、約2カ月前にコロナに感染した70人を調査。抗体検査が16人の感染歴を見逃したのに対し、T細胞検査では2人でした。検出可能な期間も長いといい、米企業が一般使用できるように準備を進めているそうです。CNNの記事です。

肥大型心筋症にミオシン阻害薬mavacamtenが有効である可能性が高まったようです。米国の研究チームが、凍結保存されていたヒトの心臓組織を使ってこの薬の有効性を調査。解凍した組織に3マイクログラムのmavacamtenを塗ったところ、塗っていない組織に比べて心筋の最大収縮力が20~30%低下したそうです。EurekAlert!の記事です。

米製薬会社のファイザーが開発している新型コロナワクチンの有効率が、90%を超えたそうです。治験に参加した4万3000人のうち感染が確認された94人を調査。ワクチンを打った人の感染は10%未満で、感染者の90%以上がプラセボ投与者だったとのこと。今年中に5000万回、来年に13億回の接種が可能になるそうです。CNNの記事です。

関節リウマチ患者の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)に対する反応性。それを予測するバイオマーカーが見つかったそうです。英国の研究チームが、この薬による治療の前と治療開始6カ月後の患者の血液を分析。SPMと呼ばれる炎症調節に関与する分子の血中レベルから、DMARDsに対する反応性を予測できたそうです。Medical Xpressの記事です。

コレステロール低下薬「スタチン」を服用している人は、新型コロナの死亡リスクが4分の3になるとのこと。スペインでコロナ患者2000人を調査。死亡率は、スタチンを使っていないグループが25.4%、使っているグループが19.8%でした。コロナの症状に悪影響の薬もありますが、スタチンは安全だと研究者はみています。News Medicalの記事です。

米国のパデュー大学が動物の結腸内を転がる超小型ロボットを開発したようです。このロボットは磁力を使って体外から操作が可能。マウスを使った実験では、消化物の流れと逆方向にもかかわらず、結腸内をうまく回転して進んだそうです。将来的には薬剤送達や組織採取への活用が期待されるとのこと。ScienceAlertの記事です。

出生前に抗てんかん薬「バルプロ酸ナトリウム」に暴露すると、幼児期の神経発達障害発症リスクが5倍高くなるそうです。フランスの研究チームが子ども1,721,990人を調査。出生前にこの薬に暴露した991人の5%、抗てんかん薬に暴露しなかった1,710,441人の0.89%が5歳までに神経発達障害と診断されたそうです。EurekAlert!の記事です。

精子の形成に重要なPIN1タンパク質を精巣に直送することで、男性不妊を治療できるかもしれません。韓国の研究チームが、脂質コーティングされたシルクフィブロインのナノ粒子にPIN1を入れ、PIN1欠失不妊マウスの精巣に直接注入。5カ月後には、正常マウスと同等の繁殖ができるようになったそうです。ScienceDailyの記事です。

新型コロナの感染予防に、ベリー種果実の「アロニア」、ザクロなどのジュースや緑茶が効果的かもしれません。コロナウイルスと各飲料を混ぜた後に、感染力を調査。緩衝液に混ぜた場合と比べ、アロニアでは3000分の1、緑茶とザクロでは10分の1になったそうです。うがいをして飲み込むと効果が大きいとのこと。News Medicalの記事です。

チェスプレーヤーのパフォーマンスの分析から、人間の認知能力は35歳がピークだと明らかになったようです。欧州の研究チームが、 1890~2014年に行われたプロのチェスプレーヤー4,294人の約24,000試合を分析。プレーヤーのパフォーマンスは35歳でピークを迎え、45歳で低下し始めたそうです。Medical Xpressの記事です。

腸内細菌が大豆から作り出すエクオールが、認知症リスクを抑制するようです。米国の研究チームが、認知機能が正常な日本の高齢者91人のエクオール産生状況と6~9年後の脳画像を調査。エクオールを産生できる人は、そうでない人に比べて認知症リスク因子の大脳白質病変が50%少なかったそうです。Medical Xpressの記事です。

糸球体疾患がある成人は心血管疾患発症リスクが高いそうです。カナダの研究チームが糸球体疾患患者1,912人を中央値で6.8年間調査。このうち338人が心血管イベントを発症し、10年間の発症リスクは16%だったそうです。糸球体疾患患者は、一般集団と比べて心血管疾患の発症リスクが2.5倍高かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

米国のイリノイ大学が、創傷治癒や組織移植に使う細胞や組織のシートを容易に取り扱えるようにする装置を開発したそうです。タコの吸盤から発想を得たこの装置は、熱と温度応答性ハイドロゲルを使用。医師は繊細なシートにダメージを与えることなく、簡単に扱えるようになるとのこと。Medgadgetに紹介されています。

肉や乳製品の摂取が、がんリスクを高める抗Neu5Gc抗体の産生に関連しているかもしれません。イスラエルのテルアビブ大学が、フランスで19,621人の食事からNeu5Gcの摂取量を調査。このうち120人の血中抗Neu5Gc抗体レベルを検査したそうです。赤身肉とチーズの摂取量が多いと、抗体レベルが高かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

米国食品医薬品局(FDA)がエボラ出血熱の治療薬を初承認したそうです。今回承認されたのは、同国のリジェネロン社が開発した抗体カクテルREGN-EB3(商品名Inmazeb)です。2018年と19年にコンゴ東部で行われた臨床試験では、50%を優に超えていたエボラ出血熱患者の死亡率が33.5%に減少したとのこと。nprの記事です。

果糖の過剰摂取が「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」「双極性障害」「攻撃性」に関連しているかもしれません。果糖を過剰に摂取することで、細胞内のエネルギー消費が減少。飢餓時のように食料確保のために攻撃的になり、ADHDなどを引き起こす可能性があるとのこと。米国の研究チームの成果がEurekAlert!に紹介されています。

魚などが持つ、網膜を再生するための遺伝子が哺乳類にも存在するようです。ジョンズ・ホプキンズ大学が、ゼブラフィッシュ、ヒヨコ、マウスを使って網膜損傷後のミュラーグリア細胞の応答を調査。マウスだけが網膜再生プロセスに入らなかったのですが、再生の潜在的な可能性は示したそうです。ScienceAlertの記事です。

エドキサバンは高齢の非弁膜症性心房細動患者の脳卒中や全身性塞栓症を抑制するようです。日本の研究チームが、80歳以上の患者984人を「1日1回15mgのエドキサバン群」と「プラセボ群」に分けて調査。「エドキサバン群で15人」「プラセボ群で44人」が脳卒中か全身性塞栓症を発症したそうです。2 Minute Medicineの記事です。

英国の専門家が娯楽目的の笑気ガス使用に警鐘を鳴らしているようです。笑気ガスは、英国の若者の間で大麻に次いで一般的なレクリエーションドラッグです。慢性的な笑気ガスの使用はビタミンB12の吸収を阻害。体に麻痺が起こることがあるそうです。若者にリスクを理解してもらうことが課題とのこと。BBCの記事です。

G6PC3欠損症による炎症性腸疾患に骨髄移植が有効かもしれません。英国のマンチェスター大学が、この疾患で免疫療法の効果がみられなかった子ども4人に骨髄移植を実施。移植後、全員が寛解期に入ったそうです。このうち3人は、移植から3~4年たった現在も寛解状態が続いているとのこと。Medical Xpressの記事です。

重度のつわりが妊娠中や産後のうつ病リスクに関連しているようです。英国の研究チームが妊婦214人を調査。半数が妊娠悪阻(HG)で入院した妊婦、残りはつわり症状がない妊婦でした。「HG群の49%」「対照群の6%」が妊娠中に、「HG群の29%」「対照群の7%」が産後にうつ病を発症したそうです。News-Medical.Netの記事です。

糖尿病治療薬メトホルミンが筋原線維性ミオパチー(MFM)の治療に有効かもしれません。豪州の研究チームが、ゼブラフィッシュを使った実験でMFMに対するメトホルミンの有効性を確認。BAG3遺伝子変異によるMFMの子どもにこの薬を投与したところ、病気の進行を遅らせることができたそうです。Medical Xpressの記事です。

多発性硬化症(MS)の新たな治療法が発見されたようです。米国のシカゴ大学がインターロイキン-4(IL-4)を血中タンパク質に結合させ、MSモデルマウスに投与。IL-4が二次リンパ器官内にとどまり、MSの重症化に関与するTh17細胞の活動を抑制したそうです。多くのマウスで、MS予防効果もみられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

肥満糖尿病患者が減量手術を受けると、膵臓がんリスクが減少するかもしれません。米国の研究者らが、肥満と糖尿病がある患者1,435,350人を20年間にわたり分析。このうち10,620人が減量手術を受けたそうです。減量手術を受けた患者は、膵臓がん発症リスクが有意に低かったとのこと(有病率0.32% vs 0.19%)。EurekAlert!の記事です。

コロナ禍において、高齢者は感染リスクが高いですが、若者よりも幸福を感じて生活しているようです。米国で感染が拡大した4月、18~76歳約1000人を調査。高齢者は、不安ではなくポジティブな感情を訴える傾向があったとのこと。悪いことよりも良いこと、将来の不安よりも目の前の目標に重きを置くためだそうです。Medical Xpressの記事です。

女性外科医は、男性外科医に比べて複雑な手術を行わない傾向にあるそうです。米国のマサチューセッツ総合病院が、1997~2018年に同院で外科医131人によって行われた手術551,047例を調査。手術の複雑さを評価するスコアは「男性外科医で10.8」「女性外科医で8.3」で、23%の差があったようです。News-Medical.Netの記事です。

ダウン症の成人が新型コロナにかかると、死亡リスクが2倍高いことが分かったようです。英国で800万人超の成人を調査。期間中に死亡したダウン症の人のうち、コロナが原因だったのは40%。ダウン症のない人では20%でした。免疫系が過剰反応し、甲状腺疾患やセリアック病、糖尿病につながる恐れがあるといいます。Medical Xpressの記事です。

腰痛や坐骨神経痛には早期理学療法(EPT)が有効かもしれません。米国の研究チームが90日以内にこれらを発症した患者220人を調査。EPTを受けた患者は、通常ケア群に比べて4週間後の「痛みによる機能障害度」や「痛みの度合」が有意に低減したそうです。1年後には2つの群の差は縮まったとのこと。2 Minute Medicineの記事です。

新型コロナの感染対策で受診を控えることは、実際に感染することよりもリスクがあるかもしれません。腹痛を放っておくと重度の腸炎を引き起こしたり、捻挫でも関節損傷につながったりする恐れがあると、米国の専門家が指摘しています。医療機関は、患者が受診しやすいように、感染予防の徹底が必要とのこと。News Medicalの記事です。

プルーンが脊髄損傷(SCI)関連の骨量減少を予防・改善するようです。米国のUCSFが、SCI直後のマウスにプルーン入りの餌を最長4週間与えたところ、骨量減少を防げたそうです。「最初の2週間は対照食」「次の2週間はプルーン入りの餌」を与えると、一度減少した骨量が改善したとのこと。EurekAlert!の記事です。

大気汚染による金属ナノ粒子が若者の神経変性疾患リスクに関連しているかもしれません。英国ランカスター大学などが、大気汚染が深刻なメキシコシティで生後11カ月から40歳で死亡した186人の脳幹を調査。神経変性疾患に関連する神経細胞の変化に加え、金属を多く含むナノ粒子も見つかったそうです。ScienceAlertの記事です。

インターロイキン18(IL-18)とインターロイキン22(IL-22)の組み合わせが、ロタウイルス感染症の予防や治療に有効かもしれません。米国のジョージア州立大学がロタ感染マウスにこの2種を投与。IL-18とIL-22が互いの発現を促進し、ウイルスを抑制したそうです。ノロウイルスにも同様の効果があったとのこと。ScienceDailyの記事です。

新型コロナから、免疫不全がある人を守るには、コロナ回復者のT細胞を投与する免疫細胞療法が効果的だといいます。米国の病院が回復者の血液から採取し、増殖させたT細胞は、ウイルスの機能を維持しているタンパク質を標的にするよう適応したそうです。骨髄や臓器の移植治療を受けた人に有効とのこと。News Medicalの記事です。

全身麻酔が認知症リスクを高めるとの懸念がありますが、局所麻酔とリスクに違いはないようです。カナダの研究者らが、2007~11年に手術を受けた66歳以上の高齢者7,499組を最長5年間調査。「全身麻酔を受けた人」と「局所麻酔を受けた人」の認知症発症リスクに違いはみられなかったそうです。EurekAlert!の記事です。

ビタミンCが、新型コロナの感染予防と重症化防止に有効だといいます。世界各国の新型コロナの症例から、ビタミンCの不足が、呼吸器疾患や敗血症を引き起こすことがわかりました。腎臓病の病歴がある人は注意が必要ですが、1日に2~8gを複数回に分けて摂取し、血中のビタミンC濃度を保つと効果的だそうです。News Medicalの記事です。

小脳は認知や感情機能にも関連しているかもしれません。米国のプリンストン大学が発達中のマウスの小脳機能を不活性化したところ、自閉症に似た症状がみられたそうです。別のチームは、統合失調症患者の小脳を磁気で刺激し、症状の改善を確認したとのこと。小脳に関する研究の歴史がKnowable Magazineにまとめられています。

精子のミトコンドリアDNA(mtDNA)コピー数が妊娠確率のバイオマーカーになるようです。米国の研究チームが501組のカップルから384の精液サンプルを調査。精子mtDNAコピー数と欠失を評価し、妊娠確率との関連を分析したそうです。mtDNAコピー数が多いと、1年以内に妊娠する確率が18%低かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

母乳育児中の母親が甘味飲料を摂取すると、子どもの認知発達に悪影響を及ぼすようです。米国の研究チームが、母親88人から授乳開始後1カ月間の1日あたりの甘味飲料摂取量を聞き取り調査。摂取量が多かった母親の子どもは、2歳時点における認知発達スコアが低かったそうです。Medical Xpressの記事です。

母親の便の細菌叢が、帝王切開で生まれた乳児の腸内環境を整える可能性があります。帝王切開で生まれた乳児7人に、母親の便由来の細菌叢を混ぜた母乳を出生直後に投与。生後3週間の時点で、経膣分娩で生まれた乳児と同様の腸内細菌叢がみられたそうです。ヘルシンキ大学の研究成果がScienceAlertに紹介されています。

抗生物質を含有した脂肪由来幹細胞(ADSC)が、インプラント関連骨感染症に有効かもしれません。金沢大学が、骨インプラントを受け骨髄炎を発症したラットに「シプロフロキサシン含有ADSC」「シプロフロキサシン」「ADSC」を投与。「シプロフロキサシン含有ADSC」にのみ治療効果がみられたそうです。ScienceDailyの記事です。

抗生物質による虫垂炎治療は、患者にとって選択肢の1つになるようです。米国のワシントン大学が、無作為に「抗生物質治療群」と「虫垂切除術群」に分けられた虫垂炎患者計1,552 人を調査。抗生物質群の約半数が入院することなく救急部門から出られ、70%が90日以内の手術を回避できたそうです。EurekAlert!の記事です。

新型コロナに感染した人は、回復後に認知障害がみられる可能性があります。英、米の両国で、約8万4千人のコロナ患者の認知能力を調査。症状の軽重によらず、年齢や性別、教育レベルなどに基づく予想を下回る傾向がみられたそうです。研究者は「慢性的に高次脳機能障害が続くかもしれない」と述べています。News Medicalの記事です。

肥満患者の栄養失調に注意が必要かもしれません。米国の研究者らが急性冠動脈疾患について調査。栄養失調が重大な要因であることが判明し、栄養不良状態の人の半数が太りすぎか肥満だったそうです。肥満の人の栄養失調は、低体重の人に比べて4倍以上多いとのWHOの報告もあるそうです。News-Medical.netの記事です。

生後4カ月から乳児に高用量グルテンを与えると、セリアック病の発症を予防できるかもしれません。生後6カ月まで母乳のみで育った子ども516人のうち1.4%が3歳時にセリアック病を発症。生後4カ月からグルテンを与えられた488人に、発症例はみられなかったそうです。英米の研究チームの成果がにMedical Xpress紹介されています。

睡眠不足の朝にコーヒーを飲むなら朝食後がいいようです。英国のバース大学が、健康な29人に「通常睡眠後に朝食(甘い飲料で代用)」「睡眠不足で朝食(同)」「睡眠不足でまずコーヒー」を与える実験を実施。睡眠不足で朝食前にコーヒーを飲むと、朝食に対する血糖の反応が約50%上昇したそうです。CNNの記事です。

新型コロナの症状が重度、中等度の場合、複数の臓器が損傷する後遺症が残ることが多いといいます。英国の研究では、退院したコロナ患者58人を追跡調査。60%の患者に肺の異常、25~50%に心臓と腎臓の変化、10%に肝損傷がみられました。さらに、脳にも影響があり、認知能力の低下もあったそうです。News Medicalの記事です。

新型コロナの血漿療法には、重い症状から回復した高齢男性の抗体が効果的かもしれません。米国の研究者は、コロナから回復した126人の血液を調査。「高齢」「男性」「重症」の3要素が抗体反応を強めるとわかったそうです。治療に適した抗体を持つ血漿ドナーの選定には、市販のテストキットが有効だといいます。News Medicalの記事です。

早産や過期産が自閉スペクトラム症(ASD)リスクに関連しているかもしれません。スウェーデンの研究チームが、1995~2015年に北欧で生まれた子ども350万人以上のデータを調査。ASDと診断された割合は、妊娠37~42週で生まれると0.83%▽22~31週で1.67 %▽32~36週で1.08%▽43~44週で1.74%――だったそうです。EurekAlert!の記事です。

早寝早起きは2型糖尿病患者の健康管理に有益かもしれません。英国のレスター大学などが、2型糖尿病患者635人の睡眠や休憩を含む身体活動を7日間調査。夜更かしの人は、早起きの人に比べて運動量が56%少なかったそうです。早起きをすることで身体活動が増え、健康になれる可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

遺伝子変異と自己抗体がCOVID-19重症化に関連しているかもしれません。重篤な肺炎のCOVID-19患者650人の多くに、1型インターフェロン関連遺伝子のまれな変異があったそうです。同様の患者987人の10%以上にインターフェロンに対する自己抗体がみられたとのこと。ロックフェラー大学の研究成果が同校のサイトに紹介されています。

血液型がO型の人は、新型コロナにかかりにくいかもしれません。デンマークで220万人に行われた血液型調査では、O型の割合は41.7%でした。一方、陽性患者7422人を調べるとO型は38.4%と、3.3%低い数値でした。A型は前者の調査で42.4%、後者で44.4%。さらにカナダの研究は、O型が重症化しにくいことを示したそうです。CNNの記事です。

2つの言語を積極的に使う人は認知症の発症が遅くなるかもしれません。スペインの研究チームが、バルセロナの「健康な人63人」「軽度認知障害患者135人」「アルツハイマー病患者68人」を調査。スペイン語とカタルーニャ語両方の常用度合いが高い人は、軽度認知障害の出現が遅かったそうです。Medical Xpressの記事です。

卵巣境界悪性腫瘍(BOT)の女性が妊孕性温存手術(FSS)を受けると、妊娠出産の可能性が残るそうです。スウェーデンのカロリンスカ研究所が、同国で2008~15年に初期BOTでFSSを受けた18~40歳の女性213人を調査。23%がFSS後に出産を経験したそうです。体外受精による妊娠は9%(20人)だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

米国のデューク大学などがRNAを標的にした手足口病の治療薬候補を見つけたそうです。DMA-135と呼ばれる分子が、この病気の原因となるエンテロウイルス71型の複製に重要な役割を果たすRNA領域に結合することを発見。ヒト培養細胞を使った実験でも、この分子がウイルスの増殖を抑制したそうです。EurekAlert!の記事です。

乳がんや卵巣がんの治療薬「オラパリブ」が前立腺がんの標準治療薬になるかもしれません。英国の研究機関などが、DNA修復遺伝子異常のある進行性前立腺がん患者387人を調査。この薬を投与された患者は、アビラテロンとエンザルタミドのホルモン療法を受けた患者に比べて生存率が高かったそうです。Medical Xpressの記事です。

新型コロナの治療に当たる医療従事者は、精神疾患に注意する必要があるといいます。英国の研究者は、過去に流行したSARSやMERSが医療従事者に与えた影響を調査。最も感染が拡大した時期には、約34%がうつ病などの症状を訴えました。半年後に約18%に下がったものの、1年後には再び約30%に増加したそうです。Medical Xpressの記事です。

抗CD38モノクローナル抗体「ダラツムマブ」が全身性エリテマトーデス(SLE)の治療に有効かもしれません。ドイツの研究チームが、標準治療で効果がみられなかったSLE患者2人に週1回のペースで4週間にわたりこの薬を投与。症状が急激に改善し、その後数カ月間安定していたそうです。News-Medical.Netの記事です。

肺移植を受けた患者が抗真菌薬を予防投与されると、死亡リスクが半減するようです。米国のメイヨー・クリニックが2005~18年に肺移植を受けた患者667人を調査。385人が抗真菌薬を予防投与され、残り282人は投与されていませんでした。予防投与された患者は移植後1年以内の死亡リスクが1/2だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

性的少数者は片頭痛を発症するリスクが高いそうです。米国のUCSFが同国で31~42歳の男女約1万人を調査。4%がレズビアン、ゲイまたはバイセクシャルでした。このグループは、異性愛者に比べて片頭痛の経験が58%多かったそうです。同性愛嫌悪や差別によるストレスの影響が示唆されています。Medical Xpressの記事です。

母親が妊娠中や産後1年間にうつ病を患うと、子どもの発達に悪影響を及ぼすかもしれません。豪州の研究者らが、世界191の研究から母子195,751組を調査。出産前後のうつや不安が、子どもの社会情緒的行動発達の遅れに低~中程度関連していたそうです。発達の遅れは青年期までみられたとのこと。CNNの記事です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)がある人は、のちに認知症を発症するリスクが倍増するかもしれません。英国の研究チームが、世界で行われた13の研究から約170万人分のデータを分析。このうち8研究のデータから、PTSD患者は17年以内に認知症を発症するリスクが1~2倍高いことが分かったそうです。CNNの記事です。

家族性要因や大気汚染が小児喘息の発症リスクに関連しているかもしれません。デンマークで、1997年~2014年に生まれた子ども 3,192,785人を全国的に調査。「両親の喘息歴」「母親の妊娠中の喫煙」「両親の所得」「両親の学歴」が子どもの喘息リスクに関連していたそうです。PM2.5への暴露も危険因子とのこと。2 Minute Medicineの記事です。

化学療法後に免疫チェックポイント阻害薬「アベルマブ」を使用すると、膀胱がん患者の生存率が改善するようです。英国の研究チームが、化学療法を終えた局所進行または転移性尿路上皮がん患者700人を調査。全生存期間は「標準ケア・アベルマブ群で21.4カ月」「標準ケア群で14.3カ月」だったそうです。。Medical Xpressの記事です。

雷雨の前後は、呼吸器疾患が原因で救急を訪れる高齢者が増加するようです。ハーバード大学が米国の高齢者4,650万人分の1999年~2012年のデータを分析。呼吸器関連の救急訪問は2,200万件以上ありました。激しい雷雨の前後3日ほどをみると、14年間で救急訪問が約5.2万件増えたことになるそうです。Medical News Todayの記事です。

男性の方が新型コロナの症状が悪化しやすく、そこには生物学的な理由があるそうです。米CDCの調査では、男性患者の死亡率は女性より高く、年代によっては2倍以上の層もありました。男性はサイトカインが高レベルになって過剰な炎症を起こしやすい一方、女性はウイルスを排除するT細胞が多かったといいます。Medical Xpressの記事です。

新型コロナに感染しても症状が出ない人は、症状がある患者に比べて、免疫を司るリンパ球の働きが活発だそうです。中国の武漢大学が、無症状の25人を含むコロナ患者52人を調査。入院時のウイルス量に差はみられませんでしたが、無症状者はその後のT細胞の増え方が大きく、より早くウイルスを除去したといいます。News Medicalの記事です。

新型コロナに再感染すると、症状が深刻化するかもしれません。米国の研究チームの報告です。同国の25歳男性は3月下旬に発症し、陽性反応が出ました。その後、回復して2度陰性を確認。しかし、1カ月後に発熱や低酸素血症に見舞われ、検査結果は陽性でした。2度目に重症化するメカニズムは分かっていません。BBCの記事です。

東京医科歯科大学が、マウスES細胞から心臓オルガノイドの作製に成功したそうです。「線維芽細胞増殖因子4(FGF4)」と「ラミニン/エンタクチン複合体(LN/ET複合体)」を用いて、試験管内で心臓発生過程を再現。実際の胎仔心臓に非常に似た機能を持つオルガノイドの作製が可能になったそうです。EurekAlert!の記事です。

血中の亜鉛濃度が、新型コロナの重症化を予測する指標になるかもしれません。スペインの研究者は、コロナ患者249人を調査。入院時に亜鉛濃度が50μg/dl未満だった患者は、症状が安定するのに時間がかかり、死亡率も高かったそうです。不足しがちな高齢者や欠乏症の患者には、早急に補給してもらう必要があるといいます。News Medicalの記事です。

思春期に友人関係で孤立すると、循環器疾患を発症するリスクが高くなるようです。ストックホルム大学が、「男性5,410人」「女性5,990人」の13歳時点におけるクラスメートからの好感度を調査。「疎外されている」と評価されたグループは、男女ともに成人期の循環器疾患リスクが33~34%高かったそうです。CNNの記事です。

コロナ下で中国から米国に輸入されたKN95マスクの70%が安全基準を満たしていないかもしれません。非営利団体ECRIが15業者のKN95マスク約200枚を調査。その多くが粒子捕集率95%以上という米国の安全基準を満たしていませんでした。中国製マスクの最大70%に表示ほどの効果がないことが示唆されるそうです。ScienceAlertの記事です。

意識を失うまで飲酒する人は、認知症リスクが倍増する可能性があるようです。英国の研究者らが欧州で計131, 415 人分の飲酒歴を調査。このうち約10,000人が、過去1年間に酔って意識をなくしたことがあったそうです。このグループは、適度に飲酒する人に比べて認知症リスクが2倍高かったとのこと。ScienceAlertの記事です。

新型コロナによる死亡リスクを高める基礎疾患が分かったようです。米国の研究者らは、計6万5500人のコロナ患者が含まれる複数の研究を分析。死亡リスクは心血管疾患で2倍高く、慢性腎臓病で3倍、うっ血性心不全で2倍、高血圧で1.8倍、糖尿病とがんで1.5倍でした。他の疾患は相関性がみられなかったようです。News Medicalの記事です。

敗血症性ショック患者にヒドロコルチゾン療法を行う場合、発症から12時間以内に開始することが望ましいようです。米国の研究チームが、この薬を投与された患者1,470人の「投与開始のタイミング」と「転帰」の関係を調査。12時間以内の投与開始が理想的で、24時間を超えると効果がなかったそうです。EurekAlert!の記事です。

インフルエンザ感染が妊婦と胎児に深刻な影響を及ぼすメカニズムが明らかになったそうです。豪州のRMIT大学が妊娠中の感染マウスを調査。血管に重度の炎症があり、血流が低下していたそうです。健康な血管は血流に応じて90~100%拡張する一方、妊娠中の感染マウスはこの機能が20~30%だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

英国の研究チームが乗り物酔いを改善する「脳トレーニング」を開発したようです。参加者に紙とペンを使った1日15分の視覚空間課題を2週間実施。課題実施前の評価に比べ、乗り物酔いが「運転シミュレーターで51%」「路上走行で58%」減少したそうです。船酔いやVR酔いの改善も期待されるとのこと。EurekAlert!の記事です。

鼻の中の細菌がインフルエンザウイルスの感染力と関連しているかもしれません。米国の研究チームが、インフルエンザA型に感染したフェレットを調査。鼻腔に抗生物質軟膏を塗り、肺炎連鎖球菌などの細菌レベルを抑制したところ、他のフェレットへの感染も減少したそうです。Medical Xpressの記事です。

高齢者の「転倒」はアルツハイマー病の初期段階を示す兆候かもしれません。米国の研究チームが、正常な認知機能を持つ65歳以上の高齢者83人を調査。転倒を経験した人には海馬の委縮などがみられたそうです。認知機能に症状が出る5年ほど前の神経変性の段階で、転倒が起こりやすいとのこと。EurekAlert!の記事です。

バンコマイシン耐性腸球菌感染症に有効な新薬ができる可能性があるそうです。米国パデュー大学の研究チームが、緑内障や心不全などの治療に80年以上使われてきた薬から、この致命的な薬剤耐性菌と戦う分子を開発。改善を重ね、研究当初の600倍の効果が得られるようになったとのこと。EurekAlert!の記事です。

妊婦が新型コロナに感染し重症化すると、新生児に悪影響があるかもしれません。米国の研究者は、妊娠16~41週に出産した183人を調査。コロナ感染者は61人おり、その他の122人と比較しました。症状の重い人は早産や子癇前症などのリスクが高く、新生児には呼吸困難や、脳出血などの症状がみられたといいます。News Medicalの記事です。

他人の便由来の腸内細菌を移植すると、アルコール使用障害が改善するかもしれません。米国の研究チームが、腸内細菌とプラセボをそれぞれ、この障害の患者10人ずつに移植。腸内細菌は提供者1人の便から採取されたそうです。腸内細菌群の9人、プラセボ群の3人の飲酒量が減ったとのこと。Medical Xpressの記事です。

貧血患者に大手術を行う際、事前に鉄剤を静脈内投与する方法がありますが、これはあまり効果がないようです。豪州の研究チームが、プラセボ対照の二重盲検試験を実施。開腹手術前に貧血患者に鉄剤を静脈内投与しても、「輸血」「合併症」「入院日数」を減らすメリットはみられなかったそうです。News-Medical.Netの記事です。

普段眼鏡をかけている人は、新型コロナに感染しにくいかもしれません。中国の医療機関でコロナ患者276人を調べたところ、1日8時間以上眼鏡をかけている人の割合が、一般集団より低いことがわかりました。ウイルスの付いた手で目に触れることを防ぐとみています。確証を得るために、さらに調査が必要だといいます。News Medicalの記事です。

新型コロナ感染者の倦怠感などの症状が、3カ月以上に及ぶケースがあるようです。ほかにも、息切れや関節痛、頭痛などが、コロナの重症度とは関係なく、長期化することがあるといいます。アイルランドの調査では、感染者の半数が発症から10週後も倦怠感を訴え、3分の1は職場復帰ができなかったそうです。BBCの記事です。

南オーストラリア大学が、「経膣超音波」による深部子宮内膜症(DIE)の診断を模索しているようです。35本の論文をレビューし、経膣超音波がDIE診断ツールとして正確で有効だと高く評価。手術による確定診断に比べて、患者の負担軽減や診断までの時間短縮が期待されるそうです。News-Medical.netの記事です。

新型コロナの治療効果が期待されている血漿療法。症状回復から時間がたっていない人からの血漿提供が望ましいようです。発症から3カ月がたつと抗体が減り始めることが、カナダの研究で分かりました。回復した15人の血漿を調査すると、いずれも発症88日前後で減少を見せ、110日ほどで半減したといいます。Medical Xpressの記事です。

脳卒中による失語症の回復には、早期のリハビリ開始が重要ですが、強度が高い集中的なリハビリは必要ないかもしれません。豪州の研究チームが患者246人を調査。脳卒中後14日以内に「高強度のリハビリ」を開始しても、通常療法群の回復と比べて12週間以内に有意差はみられなかったそうです。EurekAlert!の記事です。

アセトアミノフェンを飲むと、リスクを冒すことをいとわなくなるようです。米国の研究チームが大学生189人を調査。この薬を飲んだ学生は、プラセボ群と比べて「バンジージャンプ」「危険な夜道の一人歩き」などの行為を危険とみなさなかったそうです。別の実験でも同様の結果が得られたとのこと。Medical Xpressの記事です。

インフルエンザは心臓に重篤な合併症を引き起こすかもしれません。米国ワシントン大学の研究者らが、8シーズンにわたりインフルエンザの入院患者計80,000人超を調査。12%に急性心合併症が起こり、そのうち30%がICUに入院し、7%が院内で死亡したそうです。ワクチン接種の重要性が強調されています。ScienceDailyの記事です。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)が女性の脊椎骨折リスクを高めるようです。米国の研究チームが、骨折歴のない女性55,264人のデータを調査。「2002年に1.3%」「2012年に3.3%」の人がOSAを自己申告し、2002~14年に461例の脊椎骨折が確認されたそうです。OSA歴がある人は、脊椎骨折のリスクが2倍高かったとのこと。EurekAlert!の記事です。

自己免疫性甲状腺炎が不安障害に関連しているかもしれません。ウクライナの研究者が不安障害患者76人の甲状腺機能を調査。「血流増加がある患者にイブプロフェン」「TSH値上昇もみられる患者には追加でチロキシン」を14日間与えたところ、血流やTSH値だけでなく、不安障害も改善したそうです。EurekAlert!の記事です。

子どもの喘息は、遺伝子型に応じた治療が効果的かもしれません。英国の研究チームが、12~18歳の喘息の子ども241人を調査。β-2受容体関連遺伝子変異を2コピー持つ子どもに代替治療薬モンテルカストを与えると、標準治療群(遺伝子検査なし)に比べて生活の質を表すスコアが平均0.42改善したそうです。EurekAlert!の記事です。

素材によるマスクの有効性の違いがランキング形式のチャートにまとめられています。最も有効なN95マスクは、「飛沫抑制効果99.9%」「エアロゾル抑制効果95%」だそうです。使い捨てサージカルマスクや高密度の綿素材2層と絹などを組み合わせたハイブリッドマスクも効果が高いとのこと。ScienceAlertの記事です。

骨粗しょう症は、虚血性心疾患による死亡リスクを高めるそうです。英国の研究チームが、「UKバイオバンク」で集積された、画像診断とバイオマーカーのデータを分析しました。その結果、骨と心臓が分子レベルで相互に作用していることが示唆されたといいます。男女共に関連性がみられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

ビフィズス菌が小児肥満の改善に有効かもしれません。イタリアの研究者らが、肥満とインスリン抵抗性がある6~18歳の子ども100人を調査。全員が地中海式食事法を実践し、さらにビフィズス菌かプラセボを8週間与えらました。ビフィズス菌群に、特に大きな減量効果があったとのこと。CNNの記事です。

新型コロナウイルスに感染した子どもが、大人と比べて重症化しづらい理由は▽呼吸器にACE2発現が少ないこと▽一般的な風邪ウイルスへの感染による免疫効果▽Th2細胞の免疫応答▽好酸球増多の驚くべき効果▽炎症性サイトカインの産生が少ないこと――などが考えられるそうです。PNASにまとめられています。

新型コロナと神経症状の関係に注目が集まっているようです。米シカゴの医療機関に入院したコロナ患者509人のうち82%に、筋肉痛や頭痛、脳症などの神経症状があったといいます。神経症状は若い人に多くみられました。ただし、脳症に関しては高齢者に多く、重症化と死亡のリスクを高めることがわかりました。CNNの記事です。

米国の研究チームが、失血の影響を正確に評価するウェアラブル装置の開発を目指しているようです。胸腔の振動や心拍のタイミングの変化から、失血の深刻度を評価できることを発見。これらを測定・評価する1cmほどのパッチを開発予定だそうです。救急現場などでの活用が期待されているとのこと。News-Medical.Netの記事です。

十分なビタミンDの摂取が、新型コロナの重篤化リスクを軽減するようです。米ボストン大学が、コロナ患者235人のビタミンDの血中濃度と症状の関係性を調査。濃度が30ng/ml以上の患者は、不足している患者に比べ死亡の可能性が52%低かったといいます。また、適切な摂取はコロナ感染のリスクも半減させるようです。Medical Xpressの記事です。

人から動物に感染する可能性が示唆されていた新型コロナ。英グラスコー大学の調査で、2世帯の飼い猫2匹への感染が確認されたようです。2世帯には、軽度から重度の呼吸器症状のあるコロナ患者がおり、飼い猫から陽性反応と呼吸器症状がみられたようです。引き続き、猫から人にうつる可能性などを調査します。News Medicalの記事です。

脳内出血(ICH)後のうつ病治療に有効とされるSSRIが、ICH再発リスクを高めるかもしれません。米国の研究チームが、ICH患者1,279人を発症後4.5年間(中央値)調査。SSRIの使用が、再発の独立した危険因子だったそうです。特に、元々再発のハイリスク群に属する患者はさらにリスクが高かったとのこと。Medscapeの記事です。

ミツバチの毒に乳がん細胞を殺す効果があるようです。豪州の研究チームが、312匹のミツバチとマルハナバチの毒を調査。ミツバチ毒の主成分メリチンが、「トリプルネガティブ」「HER2過剰発現」乳がん細胞を迅速かつ選択的に破壊したそうです。特定の濃度での破壊率は100%だったとのこと。ScienceDailyの記事です。

コルヒチンが慢性冠動脈疾患の進行を抑制するかもしれません。豪州とオランダの研究チームが、この疾患の一般的な治療を受けている患者5,500人(豪州で2,000人、オランダで3,500人)に治験を実施。コルヒチン0.5mg/日を投与すると、「心血管系死亡」「心臓発作」「脳卒中」のリスクが約30%減少したそうです。EurekAlert!の記事です。

新型コロナの症状を悪化させると思われていた高血圧の薬が、重症化を防ぐかもしれません。英イーストアングリア大学は、コロナに感染した高血圧患者ら2万8千人を調査。ウイルスの侵入を許す受容体ACE2を増やすとみられていたACEIやARBを服用していた人は、人工呼吸器などが必要になる割合が3分の1低かったそうです。CIDRAPの記事です。

新型コロナウイルスはエアロゾルで広がる可能性が高いようです。2つの研究が示唆しています。中国の研究者は、飛沫や物の表面より「患者の呼気」が感染拡大に重要な役割を担っていることを発見。一方、集団感染が起きたオランダの養護施設では、感染者が出た病棟は「換気」が不十分だったそうです。Medical Xpressの記事です。

子どもは無症状でも鼻や喉に新型コロナウイルスを数週間保持し、無意識に感染を広げているかもしれません。韓国の研究チームが、Covid-19と診断された同国の子ども91人(うち20人が無症状)を調査。全体で平均17.6日間、無症状者からは平均14日間、ウイルスの遺伝物質が検出されたそうです。Medical Xpressの記事です。

潜在性結核の患者が新型コロナに感染すると、結核が発病する可能性があるといいます。結核とコロナの相互作用を研究している米サンディエゴ州立大学の教授は「コロナは結核を発病させ重篤な症状を招く。ほかの人に、コロナと同時に結核をうつす恐れがあり、両者は互いの感染拡大に寄与している」と述べています。Medical Xpressの記事です。

ジカウイルスが母体を通じて胎児に影響を与えるメカニズムが解明されたようです。ブラジルの研究チームが、ジカに「感染した妊婦10人(うち5人が小頭症の赤ちゃんを出産)」「感染していない妊婦5人」の胎盤を調査。胎盤でウイルスが複製し続け、数カ月に渡り炎症が起きていたそうです。Medical Xpressの記事です。

新型コロナに感染すると、網膜に血管の膨張、出血などの症状が現れるようです。イタリアの研究者が、コロナの疑いで入院した187人の網膜を調査。陽性患者54人には出血や白い斑点、血管の蛇行がみられました。陰性だった人に比べ血管が膨張しており、特に静脈の太さは重症度に直接的に関わっているとみています。News Medicalの記事です。

緑の少ない地域で育つ子どもは、IQが低くなるリスクがあるそうです。ベルギーの研究チームが、同国の10~15歳の子ども600人超を調査。住んでいる地域の緑が3%少ないと、IQテストのスコアが平均2.6ポイント低かったそうです。緑がストレスを減らし、社会活動を促進する可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)の血中レベルで、心臓病リスクが高い人を特定できるかもしれません。28歳と50歳の健康な人計665人の血液と心臓病リスクを調査。どちらのグループも、CNPレベルが高いと心臓病リスクも高かったそうです。ニュージーランドオタゴ大学の世界初の発見が、Medical Xpressに紹介されています。

タトゥーがサルコイドーシスを引き起こす可能性があるそうです。35歳の男性が、視力の異常で福岡大学病院を受診。医師はブドウ膜炎と診断し、サルコイドーシスを疑ったそうです。その後、男性は難聴も発症。男性の背中のタトゥーを調べたところ、皮膚に肉芽腫の兆候がみられたとのこと。ScienceAlertの記事です。

新たな2剤併用療法が、乳がんの脳転移治療に非常に有効かもしれません。乳がんが脳に転移したモデルマウスに「ビノレルビン」と「ブロモドメイン阻害剤I-BET-762(臨床試験での使用をFDAが承認済み)」の併用療法を行ったところ、75%が治癒したそうです。米国ノースウェスタン大学の研究が、Medical Xpressに紹介されています。

英国で、冬に向けたCovid-19対策に関する政府への報告書が流出したようです。最悪のシナリオとして、今冬のCovid-19による死者が全英で8.5万人に上ることを示唆。学校を閉鎖しない一方、家庭外での人と人との接触を2020年3月以前の半分に減らすため、11月までに制限措置が再導入される可能性があるそうです。BBCの記事です。

米ペンシルバニア州で娯楽用大麻が合法化されるかもしれません。新型コロナウイルス感染拡大の影響で停滞する経済支援の一環として、州知事が提言。大麻販売による税収は、中小企業への助成金や「修復的司法プログラム」に充てられる予定だそうです。州議会では反対意見もあるとのこと。nprの記事です。

新型コロナウイルスが、母乳を介して乳児に感染する可能性は低いそうです。新型コロナに感染した女性18人(1人以外全員に症状あり)から、陽性判定前後に集められた母乳計64サンプルを調査。どのサンプルからも、複製可能なウイルスは確認されなかったそうです。米国UCSDの研究成果が、Medscapeに紹介されています。

新型コロナから回復した人の血漿を使う治療の研究が進んでいるようです。米国の病院は、症状が重い患者39人に、回復した人の血漿を投与。病歴や症状が近い“コントロール群”156人と、2週間後の病状を比べると、酸素吸入が必要な患者の割合は10%低かったそうです。正式な治療法としての承認を目指しています。Medical Xpressの記事です。

経口的ロボット支援手術(TORS)は、早期中咽頭がん患者の生存率を向上させるようです。米国の研究者が、同国で2010~15年にT1、T2中咽頭扁平上皮がんと診断された患者9,745人を調査。TORSを受けた患者は2,694人でした。患者の5年全生存率は、「TORS」が84.5%、「非ロボット手術」が80.3% だったとのこと。Medscapeの記事です。

心房細動患者が禁煙すると、脳卒中リスクが低下するかもしれません。韓国で2010~16年に新たにこの疾患と診断され、診断の前後2年間に各1回ずつ健診を受けた患者97,637人を調査。診断後に禁煙した人は、「引き続き」「新たに」喫煙した人に比べて脳卒中発症率が30%減少したとのこと。EurekAlert!の記事です。

糖尿病や肥満の人が新型コロナに感染すると、重い肺炎を引き起こすリスクが高いそうです。米テキサス大の医師らによると、糖尿病患者らは、ウイルスの侵入を許す受容体ACE2が多いといいます。また、リポ多糖を持つ細菌が体内に多く存在し、その分子とウイルスが結びつき炎症を悪化させる可能性もあるようです。Medical Xpressの記事です。

アフリカで野生株のポリオウイルスが根絶されました。アフリカ地域認定委員会(ARCC)が宣言。現在、同大陸の人口の95%以上がポリオワクチンを接種しているそうです。最後に症例が確認されたナイジェリアでは、武装勢力との対立やワクチンに関するデマ拡散が、予防接種普及の妨げになっていたとのこと。BBCの記事です。

親に「物質依存」「パートナーからの暴力」「精神疾患」があると、子どもの性的虐待被害リスクが高くなるようです。トロント大学が、2010年に22,868人、2012年に別の29,801人の成人を調査。親にこの3危険因子すべてがあった人は、1つもなかった人に比べて、幼少期の性的虐待被害が10倍以上だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

新型コロナの影響で、欧州の多くの医療施設では、がん診療に支障が出ているようです。54カ国のがんセンターを調査したところ、患者、スタッフの感染がそれぞれ半数の施設でみられました。勤務時間の増加などから7割近くの専門家らが、職務遂行に問題があると嘆いています。労働環境の改善が求められています。Medical Xpressの記事です。

高齢者が毎日低用量アスピリンを服用すると、がんの成長を抑制する免疫反応が鈍くなるかもしれません。米国と豪州の研究者らが、両国の健康な高齢者計19,114人に1日100mgのアスピリンかプラセボを投与。アスピリン群は、「転移性がん」「進行がん」と診断されるリスクが、それぞれ19%、22%高かったそうです。Medical News Todayの記事です。

新型コロナで生活が制限されているオーストラリアの青少年の75%に、精神状態の悪化がみられたそうです。調査は、12~18歳の760人を対象に行われました。大部分がオンライン授業にストレスを感じており、睡眠障害や将来への不安を訴えました。48%が精神疾患の疑いがあるレベルの苦痛を感じています。News Medicalの記事です。

新型コロナとインフルエンザは同時に感染することがあり、重篤な肺炎や呼吸不全を引き起こす可能性があるようです。一方にかかると免疫機能が低下し、もう一方にも感染しやすくなると米国の医師らは指摘します。同時流行に備え、最も有効な対策であるインフルエンザの予防接種を徹底すべきと呼びかけています。CNNの記事です。

コロナ下で、英国の摂食障害患者の87%に症状悪化がみられたようです。同国のノーザンブリア大学が、ロックダウン初期に「苦しんでいた」「回復しつつあった」摂食障害患者を全英で調査。87%が症状悪化、30%以上が非常に悪化と報告したそうです。必要な医療へのアクセス機会の減少が一因とのこと。News-Medical.Netの記事です。

妊婦が新型コロナに感染した場合、早産する可能性が倍増するようです。調査は約2カ月間、出産直前の妊婦を対象にスペイン各地の病院で行われました。感染者246人を調べたところ、早産率は14%、子宮内での胎児の死亡率は1.2%。健康な妊婦と比べるとそれぞれ2倍、12倍の数値でした。の記事です。News-Medical.Netの記事です。

フィンランドでは「社会的距離」で、子どもの救急外来や感染症の患者数が減少したようです。同国の研究チームが、2病院を対象に、3月のロックダウン前後4週間のデータを比較。小児救急外来は1/3に、特に下気道感染症は1/5に激減したそうです。インフルエンザの流行期間も例年の半分の長さだったとのこと。News-Medical.Netの記事です。

COVID-19の味覚・嗅覚障害のメカニズムは、風邪の場合と異なるかもしれません。英国の研究者らが、COVID-19患者、風邪患者、健康な人、それぞれ10人を調査。COVID-19患者は、特に甘さと苦さの味覚に異常がみられたそうです。炎症が、味覚受容体や脳神経に直接影響を与えている可能性があるとのこと。CNNの記事です。

白人医師が担当した黒人新生児は、出生直後に死亡するリスクが全米平均より3倍高いようです。米国の研究チームが、1992~2015年にフロリダで生まれた200万人分の出生記録を分析。白人医師が担当の場合、黒人新生児死亡率は10万人中430人でした。黒人医師では同173人で、いずれも全米平均を上回るとのこと。Medical Xpressの記事です。

抗生物質の使用が、炎症性腸疾患(IBD)発症リスクの増加に関連しているかもしれません。スウェーデンと米国の研究チームが、スウェーデンの新規患者24,000人を、患者の兄弟28,000人及び一般対照群117,000人と比較。抗生物質の使用歴があるとIBDリスクが倍増したそうです。特に広域抗生物質が高リスクとのこと。Medical Xpressの記事です。

カシューナッツの殻に含まれる「アナカルド酸」が、脱髄疾患の治療に役立つかもしれません。米ヴァンダービルト大学の研究チームが、アナカルド酸を髄鞘形成に関与するラットの細胞に加えたところ、ミエリン遺伝子の発現が急速に増加したそうです。モデル動物の治療にも有効性がみられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

頭部への放射線治療による脱毛に、ミノキシジルが有効かもしれません。中枢神経原発性腫瘍や頭頸部肉腫の患者を調査。1日2回、ミノキシジル5%の局所療法を受けた患者34人のうち28人に、61週間(中央値)の追跡期間中に何らかの改善がみられたそうです。米の専門家らの研究成果が、Medscapeに紹介されています。

コロナ下での母乳育児は、基本的には安全ですが、特別な予防策が必要だそうです。これまでのところ、母乳からSARS-CoV-2は検出されていないそうです。授乳やお世話の際、手洗い・消毒の徹底とマスクの着用が推奨されます。感染または症状がある母親から、医師に相談があるかもしれません。Healthlineに紹介されています。

英国立医療技術評価機構(NICE)が、慢性疼痛治療に関する初のガイドラインを発表したそうです。中毒の危険性を考慮し、オピオイドを含む8薬品の処方中止を勧告。薬物中毒治療の専門家も歓迎しているそうです。処方薬依存による入院が、過去18カ月で40%増加したというデータもあるとのこと。News-Medical.netの記事です。

免疫調節薬「オファツムマブ」が、再発型多発性硬化症の疾患活動性を抑制するかもしれません。米UCSFの研究者らが、第3相試験を実施。患者900人以上に1.6年間(中央値)、注射でこの薬を投与したところ、新たな炎症、再発、進行が有意に減少したそうです。2年目には、約9割の患者が寛解状態だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

欧州委員会が、世界初のD型肝炎治療薬「bulevirtide (商品名Hepcludex)」を承認したそうです。独のハイデルベルク大学病院などが、25年にわたり研究・開発。この薬は、D型肝炎治療のための画期的な侵入阻害剤です。B型・D型肝炎ウイルスが感染後に、新たに再生された肝細胞に侵入するのを効果的に防ぐとのこと。News-Medical.Netの記事です。

COVID-19患者のIgG抗体は、3カ月は持続する可能性があるそうです。トロント大学の研究者らが、患者496人分の血清と90人分の唾液を調査。「血清と唾液の両方」で、SARS-CoV-2特異的IgG抗体レベルが、発症後115日(調査終了日)まで安定的だったそうです。唾液を調べることで、免疫応答の状態を把握できる可能性があります。News-Medical.Netの記事です。

米FDAが、「自殺リスクの高い」うつ病患者への点鼻スプレーを承認しました。エスケタミンと呼ばれるこの薬は、他の治療で効果がなかった大うつ病患者への使用が、去年既に承認されています。この薬による、自殺念慮を持つ患者の寛解率は40%以上。速効性が特徴で、数時間で効果が表れるそうです。 nprの会話形式の記事です。

米国がん協会が、子宮頸がんスクリーニングに関するガイドラインを更新したそうです。これまでは、21歳から3年ごとの細胞診や併用検査を推奨。今回の改定では、25歳から5年ごとのHPV検査を勧めているそうです。数十年にわたるHPV検査の有用性の調査や、HPVワクチン接種の効果が考慮されたとのこと。Medscapeの記事です。

全米で医療従事者922人がCOVID-19で死亡したようです。個人情報を特定できた167人のうち6割が有色人種で、また3割が移民でした。一般患者の死亡時年齢中央値が78歳なのに対し、この調査では57歳とのこと。38%が適切な個人用防護具を着けていなかったそうです。英ガーディアン紙などによる調査結果が、Forbesに紹介されています。

学習環境の工夫で、子どもたちに道徳的行動を促すことができるかもしれません。UCSDの研究者らが、5、6歳の子ども350人に算数のテストを実施。机の間に仕切りがあると、約50%だった隣の解答をカンニングする割合が、約20~30%に減少したそうです。透明な仕切りや「仕切りがあるふり」でも有効だったとのこと。 Medical Xpressの記事です。

1日2回、ビタミンDとカルシウムを摂取すると、良性発作性頭位めまい症の再発を防げるかもしれません。韓国の研究者が、寛解状態の957人のうち、介入群445人のビタミンD値を測定。20ng/mL未満の348人に、1日2回ビタミンD400IUとカルシウム500mgを与えたところ、年間再発率が観察群より24%減少したそうです。Medical Xpressの記事です。

米アリゾナ州とニューメキシコ州の大人15人が、メタノールが含まれる手指消毒剤を飲んで入院したと、CDCが発表したそうです。4人が死亡し、6人にてんかん発作、3人に視覚障害がみられました。お酒の代わりとして、消毒剤を飲む人がいるようです。FDAも以前から危険性を指摘しています。CNNの記事です。

血小板数が基準値の上限ぎりぎり(326~400×10の9乗/l)である60歳以上の男性は、がんの発症リスクが高いようです。この値に当てはまる男性68,181人のうち1,869人が、1年以内にがんと診断されたといいます。血小板増多症患者のがん発症リスクが高いことは、既に知られています。英エクセター大学の研究が、EurekAlert!に紹介されています。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の30、40代女性は心血管疾患を発症するリスクが高いようです。英ケンブリッジ大学が、不妊治療を受けた女性60,574人を調査。6,149人がPCOSでした。9年間で計2,925人が心血管疾患を発症。PCOS女性は発症リスクが19%高かったとのこと。50代以上は有意差なし、30歳未満はデータ不足だったそうです。EurekAlert!の記事です。

米国政府が、新型コロナウイルスワクチンを共同開発する製薬企業、サノフィとGSKに最大21億ドルを拠出するそうです。政府のワクチン開発支援策「ワープ・スピード作戦」に選定されたとのこと。これにより、米国はワクチン1億回分を確保。両社は9月に臨床試験を開始予定とのことです。nprに紹介されています。

母親から胎児へのジカウイルスの感染率は、予想よりはるかに高いかもしれません。UCLAがブラジルのリオデジャネイロで、ジカウイルス感染症の母親から生まれた子ども130人を追跡調査。母子感染率は65%だったといいます。妊娠初期に感染した場合、母子感染率は78%とのこと。Medical Xpressに紹介されています。

米国とイタリアの研究で、子どもが新型コロナウイルスを媒介している可能性が示唆されました。米シカゴの調査では、5歳以下の軽・中等症幼児の上咽頭から、大人や年長の子どもの最大100倍のウイルス量を検出。イタリアの調査によると、14歳以下から感染するリスクは22.4%で、大人の2倍以上だったそうです。Forbesの記事です。

HIV感染者の男性は、睡眠関連呼吸障害のリスクが一般よりも高いかもしれません。睡眠障害を訴えるHIV陽性男性54人のうち63%が、睡眠時無呼吸症候群に分類されました。台湾の国立成功大学の研究チームによる発表です。一方、対照群の欠如などの理由で、この研究に懐疑的な意見もあります。Medscapeに紹介されています。

化学物質BPAが喘息症状を重症化させる可能性があるそうです。ジョンズ・ホプキンズ大学が、米ボルチモアで喘息の子ども148人の尿を調査。対象者のほとんどが黒人で、低所得層です。尿中BPAの平均濃度は3.6ng/mlで、これは一般の子どもの数倍です。男児にのみ有意な関連がみられ、代替物質BPSとBPFは関連なしとのこと。EurekAlert!の記事です。

公共の飲料水に含まれる天然リチウムに、自殺を予防する効果があるかもしれません。日本を含む世界7カ国計1,286地域のデータから、飲料水中のリチウムレベルが高い地域ほど、自殺率が低いことが分かりました。イギリスの研究チームによる、システマチックレビューの成果が、Medical Xpressに紹介されています。

米国で、ヒヨコなどの家禽が原因とみられるサルモネラ感染症が流行しています。CDCによると、今年はこれまでに48州で938人が感染。例年よりも多い数字です。6月の前回発表以降、新たに473人が感染しています。調査した400人のうち、74%が家禽と接触していたとのこと。CDCは手洗いの徹底を呼び掛けています。CNNの記事です。

ある種の細菌による感染を防ぐことで、がんが予防できるかもしれません。シンガポールのチームが、ポリポーシス患者201人の大腸病変を調査。約20%から細菌毒素「コリバクチン」が原因と思われるDNAの突然変異が見つかりました。口腔がん患者の病変からも、同様の変異が確認されているそうです。Medical Xpressの記事です。

抗ウイルス薬「レジパスビル/ソホスブビル」は、妊婦にとって安全で効果的なC型肝炎治療薬かもしれません。C型肝炎の妊婦9人を対象とした第1相臨床試験で、治癒率は100%でした。赤ちゃんへの感染も確認されず、全員が正常に発達しているそうです。米ピッツバーグ大学による研究成果がMedical Xpressに紹介されています。

リンパ腫治療薬“LAM-002A”には、新型コロナ患者のウイルスレベルを下げる効果があるかもしれません。イェール大学と米バイオ医薬品企業AI Therapeuticsが、それを評価する第2相試験を実施します。142人の新型コロナ新規患者の登録を予定しています。LAM-002Aはレムデシビルの有効性を高める可能性もあるそうです。EurekAlert!に紹介されています。

肺がんの浸潤や転移には「リーダー細胞」が重要な役割を果たします。リーダー細胞は、それに従って動く「フォロワー細胞」に比べ、指に似た突起「糸状仮足」が長いことが分かりました。がん細胞はこの糸状仮足を使って「浸潤的行動」を進めていくとのこと。米エモリー大学による研究成果がMedical Xpressに紹介されています。

PTSD患者は、兵器などネガティブなイメージの画像を見た時だけでなく、スポーツの名シーンなどのポジティブな画像を見た時にも瞳孔が過度に大きくなるのだそうです。ポジティブな刺激が症状の引き金になる可能性を示唆しています。英カーディフ大のチームによる研究成果がEurekAlert!に紹介されています。

米コーネル大が、精子の「受精能力」そのものを測定する新しいテスト“Cap-Score”を開発しました。このテストで値が低かった男性の3分の2が、精子の数や運動率を調べる従来の精液テストでは「問題なし」だったそうです。女性の年齢に関わらず、この値が妊娠の可否に影響を与えているとのこと。Science DailyMedscapeに紹介されています。